『御在所岳・藤内壁』 古くから知られていながら、残されていた『課題対象』

前尾根『前壁』 2006年
1986年から、この薄氷を挑戦対象として、目標として定めていたが条件に恵まれる事は少なかった。
シン・アイス(花崗岩壁に薄く張り付いた氷)が、挑戦対象となる。プロテクションにはアイス・フックを数本使用。80年代から、課題として見ていたものだがクライミング対象として冬季・常時、利用できる環境ではない。
クライミング対象として理解している人達は地元にも
少ないが、藤内壁のアイス・クライミング・ル−トとして
は異色の内容を持っている。
条件はシ−ズン中にも目まぐるしく変化する。基本的には落ちないクライミングが要求されるル−トです。
この辺りのクラシック・ル−トは少し通い込んでいるクライマ−ならば誰でも知っている
『継続トレ−ニング・プラン』に利用するには、最適な位置的な環境を有している
この程度の薄い『氷』を使う方法は特殊
使えるとアイスクライミングの可能性は拡大する

2006/04/03 (月) 20:31:28

無雪期には、ポピュラ−なクライミング・ル−トとして前尾根を登り
裏道へ戻る、最も一般的な『下降ル−ト』として知られていて、古くから多くのクライマ−に利用されている『前尾根・前壁ルンゼ』だが、厳冬期に、この下降ル−トを使うクライマ−は、殆どいない。
私は『前壁』下部の、左壁から中間部へ右上する積雪期のみに活用するル−トを実践的な『講習ル−ト』として、雪上技術の基礎的な指導後、ガイド・プランで83年から、頻繁に使用していた。

『前壁』は、冬季以外には確保・練習の場としても地元の岳人に
利用されて来た場所なのだが『ナカマタ』と同様に、冬季の本格的なアイス・クライミングの場として、意外な事なのだが地元のクライマ−の話題に上がる事は少なかった。86年に初めて、この場所でのアイス・クライミングを目的に上がった私には、かなり厳しい条件のラインで目的を果たすことが出来なかったので、2006年に条件的にクライミングが可能となったコンディションに恵まれたのは幸運であった。
岩壁に薄く発達した『氷』を対象とするアイス・クライミングの対象は藤内壁・周辺に探せば多い。
最も古くから、多くのクライマ−に利用されているのは御在所岳『aルンゼから3ルンゼへの、継続だろう。これ以外に以前から、内容を工夫して藤内壁・周辺でのアイス・クライミングを幾つか、場所を組み合わせて充実したクライミングを行っているクライマ−も存在するが、そういった通の実践者が、意外と少ないのが、このエリアの特徴でもある。
御在所岳・前尾根『前壁』2006年の状態は、かなり悪かったがクライミングの可能性を追求するのには、この厳しい状況が良かった。翌年の2007年は、近年まれな好条件に恵まれて、2月・中旬から下旬に、かけてアイス・クライミングとしてのコンディションに特に恵まれたシ−ズンとなった。
Monday, 26 October, 2009