『武庫川・本流/高座ボルダ−・エリア』
旧・国鉄の『福知山線・宝塚〜武田尾』現在は全区間、電化路線としてJR時代の路線が変化していて
JR時代の軌道は『廃線』その『廃線路』は、誰でもが知っているよな、手軽なウォ−キング・コ−スとして
人気が出ていて、情報は多い。ただし、このコ−スがJRにより正式に認可、許可されたコ−スでは、無いと
いうことを理解している人は少なく、老朽化した『トンネル内部の外壁』が万一、剥離したり崩落しても責任の
所在をJRに求めるのは、筋が違う。一般的に、なり過ぎた為に、暗いトンネル通過時にランプ類の灯火を忘れて、転倒・骨折したハイカ−や昼食時に線路後から武庫川・本流の川原に降りて、危うく濁流に流されそうになった子供達を引率していた馬鹿なリ−ダ−とか、幾つか信じられないような事故例が知られている。

武庫川・流域は『岩場』が多い。渓谷地形で最も著名なのは『新岩』この岩場の開拓はRCC時代の先駆者
達から遅れた世代の、主に大阪のクライマ−の手によって当時・主流のエイド・クライミング(人工登攀)中心
のル−トがメインとしてクライマ−には、良く知られた岩場の一つだった。

ここで紹介している『高座ボルダ−・エリア』は『新岩』に、ほど近い位置だったが『ボルダリング』愛好者が増えた時期にも、それ以前にも川原の『ボルダ−』を、触りに来るクライマ−は皆無。ボルダ−が存在している事さえ知る者は殆どいない、阪神圏内・六甲山・東部に隣接した山域、そして近くに古くから知られた『不動岩』や『百丈岩』その他の、格好のクライミングの場があった地域としては、不思議なほどに忘れられた『ボルダ−群』と言えるかもしれません。理由としては旧・国鉄の車窓風景でも確認できていたのに、本流へのアプロ−チが今現在よりも、以前は不便だった事と、武庫川・本流の増水時期には全く手が出せない環境で、近くの新岩が近年は全く『忘れられた岩場』となってしまい、最近のクライマ−には情報が知られていない。

しかし80年〜86年頃に私が、頻繁にボルダリングを楽しみに下流域の住宅地から『ボルダ−・エリア』に通っていた頃は、六甲山のボルダ−・エリアは休日もなれば、盛況・ボルダ−の場所・探しも熱意のある人達が多かった頃なので、『高座ボルダ−・エリア』が知られなかったのは、私達には幸いだった。

82年頃に仲間達やクライミング講習に参加していた、少人数のメンバ−に声をかけて、仲間は宝塚からバス
で、私は住宅地の端までバイク利用で頻繁に、この『武庫川ボルダリング・エリア』に通っていた。
丁度、渇水期の時期に私は穂高から降りて来ていた頃だったのと、ボルダ−・エリア以外の、周辺の岩場
でのル−ト開拓も一段落していて、各ボルダ−のランディング環境も砂地が安定していた頃で、ボルダリング
を楽しむのには、他にクライマ−の姿を見る事も無くて廃線路ハイキングを楽しむ人達も、少なかったので
毎回、この辺りでのボルダリングを楽しむのには良い環境だった。

住宅地の端に駐車している、私のバ゜イク1台に御近所から不満が出ることも無くて、散歩途中の住人の方達との挨拶も特別にクライミングに来ているから、気を使うと言った事も不要で、ごく普通に立ち話も可能で
釣りに来ている子供たちとも、すぐに仲良くなっていた。
2006年頃からか、住宅地・範囲でクライマ−の無断駐車が住宅地、住民の邪魔に成り出して最近は、どこ
でも同じ様に、常識範囲で理解できないような、問題を引き起こすボルダリング愛好家も存在するらしい。
似通った『エリア』は『笠置』だが、川原のボルダ−の宿命は凄まじい増水後にはランディング箇所が、安全な環境で無くなる事だろう、せっかく、苦労して整地しても台風が来れば安定した着地ポィントは失われてしまう。

ここの『ボルダ−』は水流で磨かれた文字通りツルツルの
岩肌で良質の「花崗岩」ながら、フリ−クションに関しては
滅多に出会わない困難さを秘めていた。
エッジも丸く、指には優しいが『課題』は厳しい。

2006年・現在は当時の面影は残っていない。
2004年の兵庫に多大な被害を及ぼした『台風23号』は
この『ボルダ−・エリア』にも大きな影響を残した。

2007年・ボルダリング・エリア利用者の駐車問題が起こっていて、情報を知る者も少し増えたようで、これから他の問題も生じる可能性は高く、個人的には心配している。

最近は、アプロ−チの容易な上流部『武田尾・駅』から廃線
路を下流に向けて歩き、鉄橋付近の河原に位置する大岩
が格好のボルダリング−対象として、人気だ。
『武庫川ボルダ−』ルフ−のボルダ−として、知られている
ここも『武田尾・駅』周辺の無断駐車の問題が、表面化して
駐車料金を支払わないクライマ−や、ゴミの放置、その他
幾つか危惧される、問題も発生し出した。
河原に点在するボルダ−に、私達は何一つ残地物を残してはいない。
豪快なハンドトラバ−スのラインにも試登時からチヨック以外のギア類は使用していないし、トップロ−プの為の支点類も打たなかった。上流に向って右側の岩場には数本のル−ト開拓で支点は残置しています。
武庫川とは兵庫県の篠山市の山々を源として、三田市から神戸市を経由して、西宮市から海へ注ぐ古代史から流域に住む人達に重要な水源として利用されて来た河川です。丹波山地に水源があり、比較的この水系は山間部の平野部を流れて、目立った自然環境を持たないように見られがちですが、谷底平野が特徴的な三田から武田尾温泉に入り出すと、V字渓谷として岩場が目立つようになり、宝塚に入る手前まで渓谷内に岩場や大きな露岩を見る事が出来ます。情報としては源流を篠山市・愛宕山として、流域距離・約65・4Km。
河口・尼崎市、西宮市で流入するのは大阪湾。クライミングの、対象範囲は主に武田尾温泉から下流部。

クライミング環境としては、位置する環境は六甲山と瀬戸内海に挟まれた比較的、温暖な地域ですが六甲山に近い環境と大阪湾に流入する、紀伊水道側からの水蒸気が南よりの風に運ばれる位置なの、で雨は平野部よりも多くなるようです。
以前はJR福知山線が、この武田尾から武庫川に沿ってトンネル内を走っていましたが、現在は廃線路としてトンネルはハイキングに利用されています。クライマ−のアプロ−チとしても利用されていますが、武田尾温泉からのアプロ−チを使用するクライマ−が、殆どで宝塚方面から歩くクライマ−は少ない。
河原で見受けられる両岸の岩場や川底には『有馬層群の流紋岩質』が特徴的です。

『武田尾・温泉』をスタ−トして下流側のクライミング・エリアが注目され出し、まとまった岩場の概念図や開拓されたル−トの情報が公開されたのは1980年代の後半頃で、1988年の『岩と雪・126号』で三浦記章氏の執筆したクロニクル情報が、『新岩』を例外として、このエリアの記録としては最初のクライマ−には有益な情報だったと思われる。
『オベリスク』と呼ばれていた岩場を含めて、ル−ト的な岩場・記録紹介の記事が中心だったが『武庫川・渓谷』でのボルダリングに関しても、僅かだが記述が在った。下流域のボルダ−に関しては、あまりに水流に磨き上げられているので、単に『滑りやすく登り難い』としか評価されなかった。
当時は『エリア範囲の中のボルダ−』として、武田尾・温泉から近い上流範囲のボルダ−が紹介されていて、現在は記録公表時の名称は使用されなくなって来たが、当時は『ツタンカ−メン』と称されていた。

この周辺のボルダ−の発見と利用は、記録公開・以前の1985年頃からだと言われていて私達が下流域で本格的に遊び出してから5年〜6年、後には武田尾温泉から下流・全域でクライミング活動が活発化したと考えられる。ボルダ−・エリアの発見は最近のことでは無い。

2007年、現在では『武田尾・温泉』からのアプロ−チが用意で、駐車場の利用も可能でクライミング後の
温泉まで、楽しめる上流・範囲でのボルダリングが一般的。クチコミ情報も含めて、阪神圏内の手軽な
『ボルダリング・エリア』として、知られ出した。秋の蜂に注意、夏場・本流で泳ぐ者が目立ったようで、ハイカ−等から、役所に通報が入っていると言う、この辺りに関しては平日でも通行者が絶えないエリアなの
で、良識的な行動を望むしか無さそうだ。ハイカ−の視線に入らない、箇所からの奇声も一般の人達からは、逆に山中である事から、かなり奇異・異常だと思われてい。

周辺は『花見・時期』に、特に混雑し、アプロ−チ利用の廃線路・大峰山への入山口、付近での通行で
ハイカ−、歩行者との、すれ違いには注意して下さい。缶ビ−ル片手の歩行や、大きなクラッシュ・パッドを背負って、横に並んで歩行するなどで他の利用者とトラブルを起こさない、基本的なマナ−&常識程度
は必要です。エリア・アプロ−チでの『山火事』は、入山禁止になる最も危険な理由です。
『武田尾・温泉』駐車場での、問題は、ごく一部のクライマ−ですが、悪名高き近くの『岩場』での窃盗
事件や暴力事件は、地域的に隣接している為、周辺住民は知っているので、好感情を持たれているとは思えません。一種の観光地ですから、そういったマイナス要因には警戒感が強くて、当たり前でしょう。
『武庫川ダム建設に関しての情報』
2007年10月25日に兵庫県が作成した『武庫川・超長期の河川整備基本方針案』に関して、同じく県の『武庫川・流域委員会』について、昨年に委員会が作成した提言に沿って『新規ダム建設以外の対策を優先すべきだ』とする答申書を県知事に提出した。問題は、基本方針を見直すなどと一定の修正を評価した事だが、治水対策に優先順位を付けなかった事などに、最考を求めろいる。
多くの反対者と運動により、新規ダム建設にブレ−キが、かかっているが県・国の基本方針が、これから大きく変るかは判らない。県が委員会の意見を、全く踏みにじった武庫川・整備を行なわないだろうと期待していると』10月26日の神戸新聞では期待感を表明している。多くの市民の意見としても、新規ダムの建設は強引に決定される事は無さそうだとは思うが、ダム以外の対策・優先を国や県が、どこまで真摯に研究するのかは疑問。関係・諸団体や市民活動にクライマ−の協力姿勢は、全く見受けられない。
増水時には、全くボルダリングの対象とは、ならないので注意が必要。
『生瀬の高座岩』
西宮市のHPの中にも民話情報が書かれている。竜宮城への通り道が繋がっている、雨乞い祈願の大岩などなど、色々と面白い伝承、民話が残されている武庫川・流域では単体としては最も大きな岩といえる。
ボルダ−・クライミングの課題対象としては使用しなかった。初期に触ってはいるが。。。。
Friday, 09 December, 2011