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『カラビナ』開閉・機能の進歩・改良、プロガイド推薦『KEYLOCK SYSTEM』
クライミングの歴史と共に、デザイン・機能・材質面が工夫され、より軽く強く、そして使い易くと改良・進歩が続いて来た『カラビナ』は、基本形に大きな変化は無くても、細部に様々な改善が施されている。
2002年〜09年・現代的な機能を持った最新モデルを紹介・解説。
現在『キ−ロック・システム』他・名称も使われている、カラビナの開閉バ−部に、これまで多く使用されていた
『刻み・凹凸が無い』新しいタイプのカラビナ・デザィンを採用した、『カラビナ』が増えて来ました。初期モデルを最近の物だと、勘違いしている人も多い事でしょうが、原形・初期モデルは今から50年・以上も前の1950年代に考案され、1960年代には『ピェ−ル・アラン・モデル』として、現在でも通用するシステムで、製造された『カラビナ』が製作・販売されていました。私自身も、この『アラン・モデル』を、1974年〜1990年までの長期間もっぱらエイド・クライミングで使用する『ステップ・ラダ−/アブミ』に、使っていました。ピトンに掛けやすく、当時としては比較的・カラビナのサイズが大きくて、握りやすい利点を気に入っていたからで、他には比べようが無いゲ−ト・バ−の、デザィン上の工夫に注目もしていました。
『P・アラン』から、一時期『カシン製品』にも、似通ったゲ−ト形状の
カラビナが出ていた。普及品として知られ出し、製品としての完成度
にも、満足いくとクライマ−が考えて使い始めた、初期モデルはカシン
と同じ、イタリアの『コング』から発売された超軽量モデルとして人気が
出だした『ヘリウム』から。
『キ−ロック・システム』『ギタ−・ゲ−ト』など、各社から様々な名称で『ゲ−ト・システム』のアィディアが公表されているが、極端にデザィン上に差異がある物は少なく、基本形状は『コング・タイプ』に似通っている。
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近代的な『クライミング専用のカラビナ』には、フリ−クライミング使用での機能と使い易さが求められて小型化と軽量化が進んで来た。重量は欧州・各国で最初に『クライミングで使えるカラビナ』が、登場した頃の基本形モデルと比較すれば、最軽量タイプならば3割・程度までの重さまで重量が削られていて強度は倍加している。

日本でクライミングが普及し出した、初期の『スチ−ル/鉄製モデル』の重さから比較しても、ほとんど全ての現在・普通に市販されている軽合金カラビナならば以前の物と比較すれば、軽さは信じられないほどだ。
イタリア『コング・ヘリウム』の登場から次に『シモン』のカラビナが発売され、『フランス・ペッツルのスビ゜リット』の、フリ−クライミング・タイプのカラビナが多くのクライマ−の支持を得て、徐々に『キ−・ロック・タイプ』のゲ−ト構造を採用した各種『カラビナ』の利点が理解され、各社・追随型で幾つもの『メ−カ・モデル』が登場して来た。

後発メ−カ−である『ブラック・ダイヤモンド社』も、『環付きカラビナ』に関しては他メ−カ−から比較しても一連のタイプ別・構成でのラインナップを完成させている。

同時に『ワイヤ−・ゲ−ト・システム』を採用した、新タイプのカラビナ類の品揃えも英国の『ワイルド・カントリ−社』と競うが如く、増加させて、新製品の発表・発売サイクルも以前と比べて格段に早く成り出した。
『イタリア・コング社』が製造しクライミング用の
カラビナに採用した、開閉部(ゲ−ト)は同社か
ら、その特徴的な『コネクション形状』から『鍵』
を連想させ、文字通り『鍵穴/キ−ロック・システ
ム』と命名された。

これまでのカラビナ本体にも、可動式のバー部
にも、『キ−ロック・システム』を採用したカラビナ
ならば、噛み合わせ方式の『歯状の刻み』は不要
スム−ズなコネクションは、一種のシリンダ−状で
ロ−プを含めて、カラビナ使用時に何かとゲ−ト部
が、引っ掛かったり緩衝する恐れは殆ど無く。

墜落衝撃による、振動でカラビナが僅かに開いて
も、他のシステムのカラビナの様な危険は少ない。
『ワイヤ−ゲ−ト』も、近年の新しいカラビナ。軽量化にも役立っていて
この、新しいタイプのカラビナにも『キ−ロック・システム』が使われ出した。
2007年、現在までの約10年間の期間で次々と登場して普及し始めた新しい『カラビナ類』
最近、市販されている『物』も、あれば日本国内には普及・販売数が少ない『物』も含む。
徐々に『キ−ロック・システム』を使用した、カラビナの種類が増えて来た。

この種類の『カラビナ』で、最も重量バランスとフリ−クライミングで、使い易くクライマ−から支持されている『モデル』の代表は『PETZL・SPIRIR/ペッツル・スピリット』だと思われます。コング社の『ヘリウム』は、スピリットよりも軽量ですが、使用頻度の近い一般的なフリ−クライミングでの使用には、強度・耐久性で不安が見え隠れしているからでしょう

現代的なプロテクション・システムの中で、最も使用頻度の高い『クイックドロ−・スリング』両端に、それぞれ目的に合わせて『キ−ロック・ノ−ズ』の、カラビナを使えるのは、この
ペッツル社の『SPIRIT』が、最も良さそうです。初期の市販品にはカラビナ本体にアナダイズド加工で、幾つかのカラ−リングを選べた物が、ありましたが最近は、その種類は製作されなくなったようです。機能面の違いはありません。
ペッツル社は、自社の『キ−ロック』を『ジャンポ−ル・フレシャ−』の、考案したシステム・デザィンと公表しています。
『PAT・キ−ロック・システム』他社、特に『コング社』との、特許・関係の問題は興味が
あります。これから、この『カラビナ・ゲ−ト』に使用される新しいシステムは広く普及する
と思います。『ウィプラッシュ現象・時』の、オ−プン・ゲ−トでの事故や、カラビナの破損
に関して、更に改良と改善が進むでしょう。
『安全環・付きカラビナ』にも、利用目的・別に様々なタイプで使える製品が増えている