開閉部に『スプリングを内装』し、クライミングの様々な状況で使用される、概ね現在では『変形D型・長円形』の、片側に指で押さえやすい工夫が施されたタイプが主流となって来た。開閉部は大きく二つのシステムが採用されていて、過去からキヤッチ・バ−の中に金属バネ(スプリング)が入っていて、小さな『バネ』の反発力を利用して、カラビナの開閉を行う物が一般的だった。最近になってカラビナ構造に新しいシステムが採用されて、ゲ−ト構造・自体を一種の『バネ構造』として『スプリング・バ−』を使用した、各種カラビナが各社から、次々に製造されて来た。極寒・状況でカラビナが凍り付いても、以前の構造よりも、開閉機能に影響を受けない、利点と構造が簡単なので軽量化に向いている、これらの利点に加えてクライマ−の墜落・衝撃でカラビナのゲ−ト部が振動・衝撃で、開いてしまう『ウィプラッシュ現象』も、『スプリング・バ−』タイプのカラビナは、以前のタイプよりも起き難く、使用者は増え出している。
『スプリング・バ−』を、使用したカラビナには、これまでの『安全環』機能は付け足せ
ないので、これからのシステムの課題となっている。

現在『安全環/セ−フテイ−・ロック』は、単純な螺旋・ネジヤマの回転・ロック方式
から、『ロック/固定金具』に、スプリングによる回転・固定システムを採用した比較的新しい『ツィスト・ロック』と、この回して開けて、戻すと自動的に『ロック機能』が、働き安全環により、開閉部の安全が保障される機能に、更に小さなストッパ−機能を追加して、ロ−プ等との緩衝で、勝手に 『ロック機能』が、解除されない一種のダブル・ロック方式を採用した『3種類のセ−フティ・ロック』が基本形となっている。
(右・写真)ツィスト・ロックに『ストッパ−機能』を加えた安全環
カラビナ『安全環タイプ』を、使用していながら致命的な人為ミスを起こした『事故例』は、非常に多い。
初期の『回転固定方式/スクリュ−・ロック・システム』の、使用で間違いを起こしやすかった『回転・金具』の締め忘れ、固定金具の使用時のチエック(確認)を、怠って引き起こされた『事故例』は、多い。

『基本タイプのツィスト・ロック』を採用した『カラビナ』でも、セ−フテイ・ロックの自動ロックが常時・必ず機能するとは限らず、異物の混入・挟み込み、でロック機能が働かなくなる恐れは、冬季の凍結と共に起こりえる現象として、確認の習慣が必要。実際、自動ロックのカラビナを使用していて、常識では起こり得なかった『事故』も各国で報告されている。

『スクリュ−・ロック』と『ツィスト・ロック』これらの、二つの安全確保のシステムでは、思い違いによる『安全・確保』システムの作動・状態の確認が必要不可欠。どんなに優秀で経験豊かなクライマ−でも、人としての勘違いや、思い違い、思い込み・等の『精神的・心理的』な弱点を無視できない。
自分だけは大丈夫『安全』だと言う、思い込みから始まる『危険』は、この種の『安全環/用具・機能』の使用時にも、付いて回る。『安全環・付きカラビナ』を左右・逆方向に2個、使わないと基本・使用しないという
私を、恐がりだと思う、指摘するクライマ−は多いが・・・・・

プロガイドとしても、個人的な推薦でも、私ならば(下・写真)の2つの『安全システム』が機能に加えられている『ツィスト・ロックにストッパ−』が、付属した『安全環/セ−フティ−・ロック・カラビナ』を、初心者からの使用で、特に強く薦めます。
軽量化を求めるとクライミングの標準ギア・セットの中で特に重要な『カラビナ』の、重量は重要な軽減品目として誰でもが、最初に考えるが『軽量化=強度と安全性』は比例しない事が多い。

基本の『安全・確保』の、システムの中に必要以上の『重量・軽減/軽量化』を、求め出すと耐久・強度と関わる『安全性の向上』とは、合致しない部分で熟慮が必要となる。
『安全』の概念・求める範囲は個々のクライマ−の自主・判断に負う部分で、何を、どのように選択して使用するかは、当然ながら誰でも『自由』だ。

冬季クライミング時に、故・長谷川、氏から薦められて長く使用していた『サレワ・中空カラビナ』から
カラビナの軽量化が、始まっている私には重量バランスと共に、パ−トナ−の支援が期待出来ない業務
と、自分自身の指向する「クライミング・スタイル」での、安全性の確保に直接・関わる『カラビナ』の選択
は、いつも研究と塾考が必要な『基本項目』だ。

フリ−クライミングの使用中での、破損・それに伴なう『事故例・報告』も充分に知っていて、尚且つ、自分自身が実際のクライミング中に、壊れてしまった現場を体験していても、使用範囲を限定したり、他の用具との複合・利用(使用)で、今現在も使い続けているのは(下・写真)の『コング・ヘリウム』軽量化された、最も初期の市販『カラビナ』で、重量と共にカラビナ本体も薄く、コンパクトなので携帯性も良くて、長く愛用している。一時期に、徹底した軽量化が要求される『プラン』に、合わせて様々なタイプのカラビナを使用して、組み合わせ方を工夫していた時には『フエィダ−』の、外観は『ナスカン』程度、重量も信じられないほど軽い、超小型の特殊『カラビナ』を、フルセット使用していた、期間があったが、リ−ド・スタイルでのクライミング・ロ−プとカラビナの通過・流れを考慮する必要のない『ソロ・システム』でのみ、有効なタイプで汎用性の高い、用具とは言えなかった。
入荷量も少なかったのか、請われて、人に譲る事が多くなってしまい最近では手持ちの個数が減ってしまった。その分、現在では他に代わる新しいタイプの「カラビナ」を使用している。
『2007年・現在の私の愛用品』 使用目的、別に選択して使用している
『DMM・マンバ』は、フリ−クライミング向き、カラビナ・セット
『ロック・ピトン』を含めて、多種・多様なエイド・ギアのラッキングに長年、愛用しているのが『シャルレ・ビボレ−』一般的な、カラビナの開閉機能と違って、ゲ−ト・バ−が斜めに開閉するので煩わしい、片手での用具の取出しが、非常に楽で、お気に入りの「カラビナ」ヘッド部の大きな、アングル・ピトンやタイオフ用の「スリング類』を充分な必要量を、収納・携帯できる『スペ−ス』が、使えるタイプのカラビナは最近・少ない。
『お金で買える、安全は買いましょう』ガイド的な、発言だと思われるかもしれないが、これは真実。カラビナと言う、一つの用具にしても安全性の追求には、試行錯誤と出費が必要だ。
Friday, 18 May, 2007