『シュィナ−ド3部作』として知られる『パシフイック・アイアン・ワ−クス時代』から、引き継がれたクライミング用ハンマ−の名品。上から『アイス・ハンマ−』中『チヨック・ハンマ−』下『ビッグ・ウォ−ル向けロック・ハンマ−』現在、ブラック・ダイヤモンド社に継承されて、販売されているのは『ロック・ハンマ−』のみ。
『アイス・バイル』として販売されてい物を、シャフトを切断後に自分の使いたい機能を求めて、若干の改造を施して『ハンマ−』としテ、使用していた2本。上は残雪期のル−ト開拓用として利用。下は、それまで使用していたシモンのアイス・バイルのピック角度よりも、アイス・クライミング向きの、ピックを求めて刻み、角度と共に改造を行なった初期の試験品。ウッド・シャフトならではの加工の容易さで、グリップ部分には細かな加工を施して、握り具合に関しては、抜群の感触を得ていた。
メタル・シャフトに材質が変更に、成り始めた頃の『初期製品』同じ様なタイプの『アイス・ハンマ−』で国産品も数本は購入・使用していたが、機能面で当時は海外・製品と比較に成らないものが多くて、全て手放している。上・サレワの初期のピック・カ−ブが、改良され出した頃の製品・重量的に軽く扱い易かったが反面・本格的な氷で使うのにはピックの貫通力が弱く、ハンマ−本来のピトン打ちでも、打撃力に不足を感じていた。
中・『シモン・セキネル・コンド−ル・シリ−ズ』の、初期作品で、ピックの長さが短いタイプ。

この同じハンマ−は私が知る限り、モデル・チェンジが数回在って、このピックが短い物は僅かな期間だけ製造・販売された物のようだった。後にハンマ−・シャフトに少し改良が加えられ、ピック形状にも異なる種類で『チヨック・ハンマ−』として製造されたタイプも出た。下・普及した『シモン・アイス・ハンマ−』ピック先端の材質もしくは加工方法に、次ぎのモデルには無い特殊な処置が成されていたのか、非常に硬度が高く、鋭さが長持ちする機能が在った。

現代的な『アイス・クライミング』で、これら過去の『アイス・ハンマ−』を積極的に使用する機会は、ほとんど無いが、ある種の状況下の『冬季クライミングの現場』では、未だに利用価値は充分に残っていて日本国内では、もっぱら本格的な『渓流遡行』や、それに類する活動で利用者は多い。

本来は氷に打ち込む為にデザィンされた鋭利な『ピック』は、夏の雪渓や軟弱な『泥壁』不安定な草付斜面や凍った苔にも、充分に利用が可能で、磨耗・破損してしまった『ピック』でさえも、少しの加工や手入れでチヨックの回収で、有効な用具として使える。
(旧)シュィナ−ド・オリジナル製品の中には、この『ヨセミテ・ハンマ−』と全く同じモデルで、グラスファィバ−・シャフトを採用して、製作・販売されていた物も、短い期間だけ日本国内にも入荷していた。

木製ならではの衝撃・吸収性能と、手に馴染みやすい自然素材ならではの感触が、古くから『ロック・ハンマ−』や『古典的なピッケル』にも、使われていた『ウッド・木』をシャフト素材として利用して来た歴史の中で『ピッケル&アイス・バイル類』は1980年代から、ほぼ全ての製造・製品が『メタル・金属製』シャフトの使用に、変更されて来たが、『ウォ−ル・ハンマ−』では、『ヨセミテ』を含めて、木製シャフトを使用したタイプが復刻・愛用者からの支持が強い。木製シャフトの利点の一つには、連続的な使用状況でハンマ−を使用していると、打撃の度に直接・振動・衝撃が、手首や肘に与える悪影響を、ある程度『木製品』だと、他の素材『メタル・金属類』と、比較して衝撃が緩和されて、ハンマ−の打撃部の素材にも、よるのだが特に『ボルト設置の為のドリリング時』の様な、腕に加わる負担を減らすのをクライマ−は、体験から良く知っているからだ。連続したボルトの手打ち作業を長時間から、時として数日間、実際に経験していないと、この辺りの感覚は判り難いが、経験の豊富な『ビッグ・ウォ−ル・クライマ−』や『レスキュ−現場』を知る者には、旧式に見える木製シャフトのロック・ハンマ−の、愛用者は多い。
『ロック・ピトン』を岩の割れ目(クラック)に、打ち込む為に考案・利用され出した初期の岩用「クライミング」の為の『ハンマ−』は、初期タイプから『打撃』を優先した、重量バランスをシャフトの長さと、合致させる工夫を繰り返して来た。

初期のモデルは単純ながら『ピトン』を、打ち込むという用途に限っては充分に、目的に適った形状だったが、使用範囲や利用目的が増え出して、『打撃部とピック』の二つの部位に工夫が始まり、実際の岩場で脆い岩屑を取り除いたり、邪魔な岩角を叩き割ったり、時にはベルグラ等の氷も削れる機能を付加させた『モデル』として、角ばった面から尖った『ピック』を、打撃面と共に使える製品が登場していった。

単純に『ピトン類』を、叩き込むだけの用途に限らず応用が効き、『ピック』の利用が増え出して、そのピックに刻みを加えて、『ピトン』の回収時にも使えるタイプが誕生。
『ジョア−ニ−のドメゾン考案のメタル・シャフト・ハンマ−』来日した、ドメゾン氏・本人から頂戴した

プレミアム物の一品。(下)ドイツのサレワ社が、日本人の要望・デザィンを採用して製造した、珍しい『アイス・ハンマ−』確か『フォ−ク?』とかの、ネ−ミングだったか?当時としては、珍しくシャフトがハンマ−としては長く、ピックの形状にも工夫が施されていたが、シモン等の同時期モデルと比較して、秀逸と呼べるほどの性能を発揮しなかった。使い切るだけの能力に、欠けていたのかも知れないが、重量バランスは良くなかったので、先端部が減り出して、すぐに『チヨック・ハンマ−』に、格下げして利用した。

『グリップ部』の貼り付けゴムはカッタ−で、簡単に削り取れて自分の手に馴染む様に、加工・改造する
のは容易だった。クラックの掃除や、開拓・現場で、酷使したのでピックの刃先は2cmは、摩減してピック
に付けられていた、刻み目も完全に消滅してしまっている。

ハンマ−として、使うのにはシャフトが少しばかり長過ぎ、重量もヘッドの重さは役立つがバランス面での
性能は悪くて、ここ一番の『クライミング』で、使う事も少なく、作業用のハンマ−として長期使用。
現在も、ル−ト整備や特殊な『作業・目的』で出番は多い。
石灰岩での使用に適していた、初期の欧州製・軟鉄ロック・ピトンは、現在のクロモリ・ピトンと比較すれば
厚刃で、重量も重くて、緻密な岩質に走るクラックで強引に叩き込むと、予想以上に変形し、曲がってしまったが、歪なクラックや内部で角度が変るような、複雑なクラックには強固な支点として機能した。こういったロック・ピトンを叩き込む為に、使われた『ハンマ−』もシャフトが短く、重量がヘッドに集中する打撃・機能に特化したタイプが多く使われていて、シャフトに採用されていた木材は頻繁に折れた。

私も『カシンの普及タイプ』の『ロック・ハンマ−』を実際のクライミングの場で2本、折っていて不意に顔面に向ってシャフトから外れたハンマ−・ヘッドで、顔面を強打しそうになった想い出が甦る。帰宅して、ピッケルのシャフトと共に『アマニ油』を塗りながら、これらの『ロック・ハンマ−』の手入れを、していた頃は長く、その後に耐久強度に優れた゛メタル・シャフト採用のハンマ−』が、続々と登場する。

現在では、数本しか『ロック・クライミング専用ハンマ−』として、市販されていず代表的なモデルが『ヨセミテ』で、他にはアメリカのビッグ・ウォ−ル・クライマ−からの評価が高い『A5』モデルに、類似品が数点。
現在では、木製シャフトを採用した製品は、残り少なくなって来た。
『ウッド・シャフト』から『メタル系・素材のシャフト』に、各製品が移行し出した
変換機期間とも、呼べる時代には、ごく一部にだが『ウッド・シャフト』の改良
応用・新化系とも考えられる、圧縮・木材や木製品の感触に限りなく、似せた
樹脂系・素材を『シャフト』に採用した製品も誕生したが、それらの多くは木製
シャフトよりは強度的に強くても、重量は増加し。『メタル系・素材』と、比較する
強度が弱く、どちらかの利点をクライマ−が充分に満足出来る範囲まで『素材』
としての完成度を高められず、『メタル・シャフト』への、移行を止めるほどの製品
は、生み出されなかった。同じ様に、一時期・将来性が期待されて、一部の製品
シャフトに利用され出した『グラス・ファィバ−』も、強度面での不足からアックス
や『アイス・ハンマ−』の、シャフト利用から消えていった。

『シャフト素材』は、現在でも『ホワイト・アッシュ』『トネリコ』と、言った古くから
使われて、クライマ−には馴染み深い『木製品』か、軽合金の『メタル』の利用
が、主流で、ごく一部の実験的な『製品の中に』これから、期待出来そうな素材
が使われている『物』や、以前から利用されて来たが、普及品とはならなかった
『竹材の科学的・処理』や、新しいタイプの『グラス・ファイバ−に似た特性』を持
った素材にも注目されている。

しばらくは『ウッド・シャフト』と『メタル・シャフト』の、どちらかから選択するのが
無難だろう。どちらも、軽量に造られた物があり、現在では『ハンマ−』を積極的
に使用する、機会が多いクライマ−は少なくなっているので『小型化・軽量化』が
計られた、そういった種類の製品が利用され出している。
もう、殆ど日本国内では購入する事は不可能だが、合成木材や天然の木材に
浸透性・樹脂で強化した、特殊なシャフト素材を使ったハンマ−も、まだ海外で
使用されている。かっての『グリベルのレキシロン』等が代表品。
模倣・類似タイプが、数多く出回っていた時期の『日本製』のクライミング用具
には、見本品と呼べるオリジナル・モデルの『海外製品』を、同時に見比べる
と、あまりにも『コピ−製品』として、海外の用具を真似て製作した事が精巧
に模倣されているが、何か恥かしい。そんな気分に、させられる『用具』が多
い、外見は同じなのだが、何か違う。

そういった種類の『用具の中』でも、見本・モデルに利用される事が多かった
『インタ−・アルプ』や『サレワ』『カシンやグリベル』の、欧州メ−カ−品が当時
特許関係で文句を、言って来なかったのは不思議かも知れない。

(右・写真)2本の『ハンマ−』も、驚くほどに酷似した『製品』が国産から発売
されていた。デザィンの模倣のみならず、完全な『コピ−商品』とも呼べる製品
の価格も、決して安いものではなかったが『ヘルメット』や『皮製登山靴』
シヨップ・オリジナルの『各種・ザック類』と、共に一時期は大量に出回っていた
これらの『用具・装備』の、愛用者は多かった。
hammer
私がクライミングで20年間、ちかくも使い続けている『用具』としては、とても珍しい『ギア』の代表格。
シャルレの『ヤニック・セニョ−ル・モデル』の、最も初期の『メタル・シャフト・ハンマ−』同じ物を、もう1本・所有していたが、ル−ト開拓・途中で翌月にでも再訪できると、考えて壁中にピトン類の束と一緒に残して来て、その後に、後輩の事故や、問題で再び、その『壁』に戻る、意欲を失ってしまい・・・未だに残して来たまま・・・
後輩の残した『カシンのウッド・シャフト・ハンマ−』や『ジャンピング・セット』と、共に再び回収に戻る気持ちは、仲間を失った今は消えてしまった。その、後輩と共にが必要なクライミングだったので・・・何時の日か、誰かが発見するかも知れないし、朽ち果てて落下してガレに埋もれても構わないと考えている。

(下・写真)実に、酷使して来た。ピックも磨耗してしまい、原形のシャ−プなフォルムは消えている。
四季を問わず、本当に長く使い続けている『ロック・ハンマ−』シュィナ−ドの『ヨセミテ・ハンマ−』と、共に
20数年間の、使用に耐えている。非常に耐久性の高い、本格派には絶対に推薦できる『ウォ−ル・ハンマ−』の1本と言えるでしょう。グリップ部の圧着・素材も、この種類としては耐久性が在り、まだ剥がれていない。
『アイスハンマ−』の、出番は少なく
なって来た。現代的なアイスクライミング
では、ハンマ−としての機能や役割を考
えると、シャフトの長さを含めて、少しばかり、中途半端な『用具』だからた。

以前には『氷雪壁でのクライミング』この
氷にも、雪壁にも、使えるという部分に
先鋭化したクライミングに、対応できない、機能面での不足が現れていた。

初期の使用目的、氷に手がかり、足場
を刻んで、作るのに有効な様にハンマ−本来の、機能『打撃面』は小さくても
ピック状の片側は、長く尖っている物が
主流だった。
最も初期の『アイスハンマ−』の、特徴を現しているフランス・シモン社・製品のピック部がストレ−トなハンマ−。まだ、ピックを打ち込んで、体重を預けて、支持する『ピオレ・トラクション』の技術が、使われていなかった頃の、単純な機能で使用されていた時代の『代表的モデル』こういった、ピック部分に、カ−ブが加えられていない、タイプでも、ある程度の傾斜の硬雪・斜面では充分に、強固なホ−ルドとして使えた

北欧産のホワイトアッシュ材や似通った、木材がシャフトに使用されていて、当時の他のメ−カ−製品と
比較して、日本人の手に馴染む細さがグリップ感として、好評。ヘッドの固定部は同社のアックス(ピッケル)と、全く同じ方式が使われていて、金属と木部の固着箇所の美しさは、他を抜きん出ていた。
アックスとアイスハンマ−のセットで『ピオレトラクション』と、呼ばれた初期のアイスクライミング・テクニックへの指針を指し示し、アイスクライミングでの可能性を飛躍的に、押し上げる原動力となった『コンビ・セット』から、生まれた基本用具として、普及出したのは価格がアックスよりも、購入しやすかった『アイスハンマ-』からというクライマ−は多い。その辺りの、市場・動向と日本人クライマ−の財布の中身を、理解していたのか現地・生産国のフランスでは、それほどの人気を得られない筈の『基本のアイスハンマ-』に、少しばかり付属機能を加えて、発売されたのは『ハンマ−に近い、アイスバイル』個人的には、バランスも含めて中途半端なハンマ−だと感じていたが、価格面で普及して、持っているクライマ−も多かった。

初期・入荷タイプから僅かな変化ながら、数度のマイナ−チェンジを繰り返して、日本国内での販売期間も他の同一タイプと比較しても、かなり長期間に渡り、購入・使用者も多いシモンの『アイスハンマ-』は、最も初期入荷品のピックは、その後に輸入されたタイプとはも見かけはまったく同じなのに金属加工か金属的な性質は、驚くほど違っていた。間違いなく、初期モデルのピック先端部の硬度は高く、故に氷でのピックの効きは良かった。徐々に、金属硬度は変化していって、最後に購入した頃には別物かと驚いたほどだ。
ロ−・システムの『スナ−グ』を、頻繁に使用している時期と、このシモンのアイスハンマ−を使用していた時期は同じで、1本の『スナ−グ』を根元まで、完全に打ち込む為には、この軽量タイプのハンマ−重量はやや打撃力・重量が、不足気味だったので『バランサ-』を、付け足して使用していた。
当時、市販品の『バランサ-』が、簡単に購入・使用できなかった頃には、仲間の一人は『5円・硬貨』を数枚、重ねてスチ−ル・ナットで固定して使用していたが、確か一緒に登った『中又・上部』を、後続中に簡単にナットが外れて、分解。五円玉も、落ちていった記憶がある。
悲しいほどに『価格』と、普及の比較が簡単な国の、アイスクライミング・アイスクライマ−の使っている
『用具』が、判った頃。バブルも関係なかった、山の中ではアイスクライマ−は30年前には、間違いなく見かけは金持ち登山者。壊れても破損しても、高い用具を凝りもせずに雑誌宣伝と広告写真に、上手く乗せられて、高い用具を買わされていたものだ。シヤッカルの鋳造タイプの『セミチュ−プ』を、筆頭に今ならメ−カ−を告訴ものだ。

そういった時代の終わり近くに、登場したアメリカの『クライミング用具』特に、氷雪系の世界での画期的なシステム・技術に目を向ける、きっかけと成った『ロ−・アルパィン』の考案し、製作発売された当時としては画期的と呼ばれる『チュ−ブ・ピックから、半管チュ−ブ・ピック』と、アラスカン・タイプの短く、ストレ−ト形状ながら、シャフトからの角度が『ペック』からの、後継用具を感じた意外と効くピック。
何よりも、この頃に類似タイプや同一の性能を有した『オリジナル』は、この北米のアイスクライミングの現場から、流入した『ロ−・システム』が、唯一だったので使用者は驚いた。
当時の『アックス・アイスバイルやアイスハンマ-』の、一般的なカ−ブド・ピックとは全く異なるピック形状は表面上だけで、実際には、この『パイプ・ピック』の機能性は優秀。当時の他社・どのようなタイプのピック類と、比較して『ロ−・デザインのピック』は、見かけは効きそうにないアルパィン・ピックも含めて、日本のアイス・フィ−ルドで充分に効いた。よくよく、考えれば似通った『氷』現場から生み出された、用具達で硬雪・氷河から使用が始まった、欧州品よりも日本の現場にマッチした『用具』だと、親近感も覚えた。

『アイスバイル・タイプ』と『高機能なアイスハンマ−』の双方共に、ピックを交換してカ−ブの加えられていない硬氷用の『アルパィン・ピック』仕様で、使うとミックスむ・岩場で使うのにも意外と効力を発揮。
ハンマ−は、私にはアイスクライミングで使うのには、少し軽く感じていたが『バランサ−』を両面から
挟む形式で2個、付け足すと『スナ−グ』を、打ち込むのにも適した重量となり、愛用していた。

岩場で、無雪期に『チヨック・ハンマ-』利用した経験が無いので、使い勝手は論評できないがシャフト長さとバランスから、考えて『ドリリング作業』には、不向きだと思われる。チヨックの回収にも、ややピックの
長さが、短く実用的だと思えず、やはり『アイス専用品』の、感じはある。
『チヨック・レンチ』は、実践的なクライミング・ル−トで必要不可欠な『用具』とは、言えない。
ハンマ−と共に、一つのチ−ムで主に、チヨック類の回収で補助的に使用する『用具』なので、これが
必要な場面ならば、大抵はピックの長さが妥当な『チヨック・ハンマ-』や、ピックが磨耗した『アイスハンマ-』を、リサイクル的に岩場で使用した方が、効率的にもチヨック類の回収には役立つ。軽量化の必要が重要で全体・装備の中で一つの『選択』として、誰かが持つには有効な場合も、在り得るが、過信は禁物。しっかりと食い込んだクラック内の「チョック類」を、回収するには多くの『チヨック・レンチ』は機能面と強度面で幾つか不足な部分がある。軽い、打撃チエックに使える『サレワ製品』も、基本的にハンマ−としては使えない。それでも金属の薄い板状チヨック・レンチよりは、いくらかは使用範囲は広い。
『ナッツキ−』もしくは『チヨック・レンチ』と呼ばれる、ハンマ−のピックの代用品
『ひっかけ・カギ状の先端部』の、デザィンが選択時の重要ポィントだが、あまり
使用している素材が柔軟な物は、避けた方が使い易いようだ。末端部がミニカラビナ
タイプの物は、携帯性に優れていて、板状の本体に六角ナットを締める『穴』が゜空いているタイプはフリ−クライミング・エリアでの残置ボルトの締め直しに役立つ。末端部に2本のカギ状が付属しているタイプは『フレンズ』の回収時にトリガ−を引きやすい。
1gでも重量を減らしたいクライマ−には、(旧)シュィナ−ド製の『ロングドン』と、呼ばれていたロストアロ−の特別タイプのピトン愛用者が、多く現在でも私は愛用・使用している。ピトンの全長が特別に長くて、先端にチヨック・レンチと同じ刻み目が付いていて、一般的な『チョック・レンチ』と全く、同じ様に使える。そして、ピトンとしても使えるので、無駄な用具を携帯していると言う気持ちも無くなり、長さを利用して岩壁でのビバ−ク時に食器(箸や、スプ−ン)代わりに使える。

握り易いように『チョック・レンチ』のグリップ部に厚みのある樹脂等を、付け足した物も見受けられるが必ずしも実用的だという訳ではない。好みの問題は、あるが必要な強度を有しているのならば、軽量なタイプが使い易い。反対に、軽量な『ハンマ−』が増え出しているので、本格的なル−トで自分達で各種ギアを設置・回収するようなタイプのクライミングで必要な、頑丈で充分な重量を持った『ハンマ−』を選ぶのが、徐々に難しくなって来ている。海外には、幾つものビッグ・ウォ−ル・タイプのハンマ−が存在しているのだが、こと日本でその種類のハンマ−を購入しようとすると『選択範囲』は、意外な程に狭くて、少ない。