mechanical ascenders/ascension
『シャンパン』や『ウォ−クマン』等と、同じく製品名や製造側が名づけた名称が、そのまま用具を使用した『技術』や、関係する他の用具での活動を指し示す、例として『ユマ−ル/ユマ−リング』も、一つの『用具』が『技術』名称としても利用されている一例だろう。機械的に固定された「クライミング・ロ−プ」を、効率的かつ安全に登る為に、考案された『アッセンダ-』の基本は、バイオリンの弦を引き締める為に考案されて、ロ−プ操作の技術としてクライマ−も使い始めた『プル−ジック』を、機械化したものだ。
初期に『ロ−プ・アッセンダ−』を考案・製造してクライミング
で使用できる『用具』を販売したのは、ドイツ『サレワ社』

トニ−・ヒ−べラ−・モデルと呼ばれた『小型アッセンダ-』
動物の関節・骨格?を連想さすような、独特な形状を持ち
小型で重量も軽かったが、ロ−プから簡単に外れる欠点が
致命的で、世界初の『機械式ロ−プ固定具・アッセンダ−』
として、広く普及しなかった。

ロ−プに簡単に、セットできるが同様に、加重を掛けていて
も、少しのネジレで簡単に器具からロ−プが飛び出る。
恐くて、空間に飛び出た瞬間に心臓に悪かった。
発売後、すぐにロ−プ脱落を防ぐ、小さな防止用・金具が
付け足されたが、これも針金を曲げただけの様なチャチな
代物で、実際の使用時に簡単に破損して実用には耐えれ
なかった。まず、その後から付け足された『ストッパ-』その
ものが見ただけで、信用できない「物」だった。
1976年 この頃から市販品の『ユマ−ルのハンドル部分の破損』に、関しての危険は知られていた
『ビレ−・シ−ト』の、市販品は英国トロ−ル社・製品のネット・タイプと『自作品』を使っていた。
かって日本国内での『ユマ−ル』紹介や用具・説明の記述では『登降器』と書かれ
文字から、連想するロ−プを登り・降り、するクライミング用具と言った、かなり混同
し、意味的に初心者や、実際に使用したことの無いクライマ−に間違ったイメ−ジ
を与えてしまう、説明を信じてしまった人達も多かった。

実際、初期の『ヒ−ベラ−・アッセンダ−』を、確保に用いても大丈夫だと言う説明
を読んだ記憶が、私にもあった。その使用方法は、明らかな間違いであったにも
関わらず、そういった間違いから引き起こされた不幸な事故も生じた。

『ユマ−ル』を、含めた『ハンドル付き各種アッセンダ-類』も、同じ様に全く用具とし
ての使用目的には合致しない、誤った使用方法での使い方を説明・紹介している
記述を最近も、目にすることがある。
特に『単独登攀/ソロクライミング』関係の、技術や用具の思い込み的な説明や
実体験には、決して基づいていないだろうと推察される『解説文』に、誤った使用
方法や技術的な記述が、多い。特に『確保・関係』での記述・部分に、かなり怪し
く、危ない箇所を見るに付け、世の中には怖い事を平気で他人に紹介したり、推薦
する人も、いるのだなと思わされる。
ロ−プを挟んで、固定させると言う機械的な機能を利用した『用具』は、基本的に
大きな衝撃が加わる『確保システム』の『用具』には、適していない。
『ユマ−リング/ユマ−ル』を使用していた、クライミングの記録の中で悲劇的な
事故例として、一時期は頻繁に活字・情報として紹介されていた『アイガ−北壁』
での、悲劇は間違った情報・箇所が極端に誇張されていて、その間違った情報
の中の『ユマ−ル』は、危険という部分が、『ユマ−ル』の、ロ−プを挟むカム部の
『歯』が、直接的に使用するロ−プにダメ−ジを与えて、最悪・切断の危険が生じる
というのも、かなり誇張・盲目的な悪評・デマに近い伝聞情報だ。

壁でも岩下でも。一時期、こういった実体験・抜き、情報源も怪しい噂話を得意げに
吹聴して、若い未熟なクライマ−を脅かしていた連中がいた。
『アイガ−北壁の悲劇』の、真相は固定ロ−プの『ユマ−リング』時に、7mmという当時としても、かなり耐久・強度に不足や不安があった、細いクライミング・ロ−プを、過酷な使用状況で使用していた為に、ユマ−リングでのロ−プ振幅・岩との、接触箇所がロ−プを切断に導いた結果による、クライマ−の墜死を引き起こしたので、固定された『ロ−プに取り付けた、ユマ−ルのカム歯で、ロ−プが切断』されたのが、理由ではない無い事故だ。ユマ−ルが用具としての危険な、要素を持っているというのは、他の問題点が発覚してからで歯
の機構・形状でロ−プが傷むのは、体重・加重、程度では問題となる事は殆ど、在り得ない。

『ユマ−ル・アッセンダ−/商品名』の、欠点は実際は『ハンドル部分』に存在していて、このハンドル箇所の
破損による、事故による使者が出たのはアメリカの岩場での事だ。この、事故例からハンドル部分にスリング
類で補強を施して、使う事が普及したが『旧・タイプのユマ−ル』は、基本的には使わない方が良い。

(旧型)の、ハンドル部が強い衝撃を受けた後に、突然・折れる『破損事故・例』はアメリカで2件。欧州でも類似した事例が起こったと報告されている。現在の『黄色・塗装タイプ』はハンドル下部に、カラビナ・ホ−ルが付けられていて、使い易くなっているが『事故後の改善・改良』報告を、私は知らない。
『ユマ−リング』に、ユマ−ル・アッセンダ−と滑車を併用した『ホ−リンク゛・システム』が考案されてビッグ・ウォ−ルでのクライミングで、長期・連続的な挑戦が可能となった。これらのシステムで使用される『アッセンダ−』が登場する以前の『ヨセミテのビッグ・ウォ−ル・クライミング』では、古典的なロ−プ・プル−ジックによる固定ロ−プを使用した、クライミングが採用されていた。
(左・資料)1957年〜1958年
『エルキャプタン・ノ−ズ』で、固定ロ−プを登る、かの『バッツオこと、ウォ−レン・ハ−ディング』
シュィナ−ド・オリジナルの『スカイ・フック』の改造品
『バット・フック』の、使用と大量のボルト使用、そしてこのクライミング以前のヨセミテ渓谷の渓谷の岩壁群のクライミングで最長の、日数どれもが大きな論争の引き金となった。

現在のような、長時間のハンギング姿勢でも圧迫
されて、脚が動かなくなるような事も無く、快適に
かつ安全に使える『シット・ハ−ネス』も、腹筋・背筋
の疲労を極力、カバ−してくれるチェスト・ハ−ネス
や頭部の保護用のヘルメットも、無かった時代に
『夢見て、鍛えて、挑戦した』記録は、様々な批判や
論理面での相違から、引き起こされた『論争』を前に、しても充分な価値があると思える。

現在では、『ユマ−ル』に代表される機械式アッセンダを、使わずに、これだけの巨大な岩壁でのプル−ジック・システムでのロ−プ・クライミング等、考えられない。
機械式の『アッセンダ-』が、生み出されるまでのクライマ−は
(左。上・資料)の2本〜3本の、プル−ジックを使用していた。
現在では、ガイドの基本的なロ−プ・テクニックの中で主に緊急時レスキュ−範囲で頻繁に、使用される『ロ−プ・テクニック』として最低でも3種。応用利用で更に、数種類の巻き付け方や、使い方が異なる『プル−ジック・テクニック』が使用されているが、以前には技術としては一種類。後にカラビナを併用した応用が一種類と比較的、単純なシステムが使われていた。

幸運な事に、私が使い始めた頃には「カラビナ・プル−ジック」が使えたのと、ロ−プもナイロン網の使い易い物が普及し出していたので、本当の苦痛・苦労を体験しなかった。
それでも『ヒ−ベラ−・モデル』から『ユマ−ル・アッセンダ−』を、購入して本格的に使い始めるまでは、随分と6mmロ−プ・スリングのお世話になった。

1960年代の終わり頃の『プル−ジック』利用時には、後輩が途中で腕力が尽き果てて、壁中で身動き不能に陥り、面倒で危険な救助・搬出も経験した。当時の『プル−ジック』では、往々にして『プル−ジック』スリングがメイン・ロ−プに、固く締まり過ぎて
身動きが取れなくなるという、事態に遭遇するクライマ−が多く
応用・使用の他の、使い方でも実際に事故が起きた。
古典的な『プル−ジック・テクニック』は、冬季の凍ったロ−プでは、更に使用方法が困難で『ナイロン・ザイル/ロ−プ』を使っていても、湿雪で濡れて、凍結してしまったロ−プでの使用は、たった数十メ−トルの登りでも苦痛を感じていた。数十センチのノット移動を、凍結した箇所を口に含んで、歯で噛み、少し溶かして僅かな距離を登るのは、今から思い返せば、ひどく苦痛で、二度と繰り返したくない記憶だ。
『ユマ−ル』も、同様に条件が絶悪の時には、似たようにカム歯に氷雪が固着してしまい、面倒な作業を繰り返して、ほんの少しずつしか前進できない場合もあった。最近では、ロ−プを挟むカム歯が改良されて、以前ほどの苦労・苦痛は体験しなくて、済む様になった。
世界初の『調節システムを備えたワン・ステップ・エイダ-』英国・トロ−ル社から販売されていた。
この簡単にステップ位置の、長さを変えられる『テ−プ・エイダ-』の使用で『ユマ−リング』の動作が飛躍的に快適になった。現在は、各種・様々な同種の『用具』が登場していて、『PITZL』から発売されている『ユマ−リング専用・補助用具』の使用者は、ケイバ−にも多い。
草付きの『スラブ壁』が,連続し段差部の庇や
ハングを連続的に、超えていくような日本的?
な岩壁では、垂直壁が連続している壁中とは
違った、システムを簡略化した『ユマ−リング』
が、行なわれる。装備の軽量化も含めて、各自
クライマ−が、全て1セット・一人2個の用具を
持参するのではなくて、1セットを二人で使用す
るのだが、慣れていないと双方が苦労する。

傾斜が緩い「壁」で連続的に『ユマ−リング』す
る場合には、常時ロ−プに均等な重量が加わら
ず、ついエイダ−に加重している体重を、足から
壁に移してしまう事が多くなる。
こういった場合の注意点は、『ユマ−リング』の
動作は簡単になり、スピ−ドも上がるのだが
固定された、ロ−プ自体は、伸縮範囲が大きく
(ロ−プの、伸び縮み)範囲が、大きくなってしま
い、岩と接触するロ−プの消耗が増加してしまう
エイダ−類に、足を乗せる、加重する、緩める
この連続した、動作で自分の体重でロ−プを
必要以上に痛めてしまうのだ。

こういった場合は、エイダ−類に完全に足を乗
せて、体重を移動しなくても、直接・足を岩面に
置ければ、足で立って動くのが得策な場合も多
い。重荷・疲労時には苦しいが、スラブの傾斜も
緩く、充分に足裏に体重を乗せられる場合には
『アッセンダ−』を、ホ−ルドとして上半身を引き
上げながら、壁上を歩くのが効率的にも無駄は
生じず、意外とスム−ズに動ける。
『ユマ−リング』の、基本テクニックやシステム
に、あまり頑固に拘らないのが現場で、労力を
軽減し、メイン・ロ−プの損傷を防ぐテクニックの
基本だ。一つの『テクニック・見本』に、執着せず
に、様々な環境・傾斜・状況に用具と技術を適応
させれるのが、理想なので自分の身長や体格に
適合した、『スリング類の長さ』握る位置との関係
や『組み合わせ用具』の、違いなどと共に研究し
実践から、最適な『テクニック』を身に付けよう。
ある程度の重量ならば『通常に背負って』疲労度が倍加するならば、ハ−ネスに吊るして、臨機応変に。
通常の『ステップ・エイダ-』を、ユマ−リングに使う場合も利用する。
自分が『エイド・クライミング』使用に、用意している『エイダ-』を使用
するので、予め『アッセンダ-』との、併用を体験しておく事が大切だ。

『ユマ−リング専用』に、別個に『補助・用具』を持つ事は快適だが
通常のクライミングで、殆ど使わない『用具』を持つことになるので
本当に、必要かどうかを充分に考慮した方が良いだろう。
『エイダ−』を利用して、問題ないパタ−ンは多い。補給専門・又は
現場で『ユマ−リング』が、連続していて必要となるならば『専用・用具』
の使用は、効率的で使う価値が生まれる。
『ユマ−リング』で、効率よく動く為に、使用する『ステップ・エイダ−』に
両足が入る『ステップ』が、付属しているかは確認しておいた方が良い。
なければ、自分で現場で簡単に付け足せる『スリング類』を、持参して
使える『スリング』で、用意しておく。その『スリング』が、使えない場合に
備えて、応用使用できる代用スリングも、理解しておけば万全。

長い『空間動作』か、必要になる場面では一つのステップ(スリング)の
中に、両足「靴」裏を乗せて、両足・加重で立ち上がる技術は有効だ。
緊急時の『セルフ・レスキュ-』これらの、技術範囲でアッセンダ−を持た
無い。使えない状況でのテクニックと合わせて体験しておくのが理想。
『アッセンダ−/登高器』は、現在では様々なタイプが市販されていて、用途に
合致した『モデル』を、選択しなければ機能を充分に利用できなくなった。
各社から、工夫を凝らした独特な『モデル』が、販売されているので、どのタイプ
を選ぶかは、個人の好み次第だ。

『ユマ−リング』と言う、一つの『技術』を指し示し、この種の『用具の代名詞』と
まで、なった『ユマ−ル・アッセンダ−』は、ビッグ・ウォ−ル・クライミングの技術
項目では、単に固定されたロ−プを、登るだけの『用具・技術』だけではなく、装備を詰め込んだ『ホ−ル・バッグ』を、岩壁で効率良く引き上げる為の、滑車と組み合わせた『ホ−リング』システムを完成させた『用具』で、愛用者は多い。

『ユマ−ル・アッセンダ−』が、最も早くから握り部『ハンドル・グリップ』を採用
した『用具』だったが、現在では他社からも同じ様に、握り部が付けられた様々
モデルが製作・販売されている。英国・クロッグ社の初期の製品は、グリップ無しの単純な形状だったが、強度面では進歩した物だった。イタリア・コング社が
製造した、新しい『グリップ付きアッセンダ-』は、他のモデルとロ−プを挟み、固定さす機能が、グリップと連動して動くユニ−クな構造で、スム−ズに動くシステムを作り出して、カム部にも工夫が見られたが加重後のロ−プを、挟む力が
過度に働き過ぎるという欠点は、改良されずに、その後は新しいモデルに移行していない。同じく、イタリアのカンプも『ケイビング向きアッセンダ-』としては、良さそうなモデルを考案・製作していたがクライマ−からは、それほど高い評価は受けられず、その機種は更に軽量な、小型の補助具タイプのみが現在は販売されている。アメリカの『CMI』は、産軍共同体の流通網の中で、特殊な作業を担う人達から、評価が高い『ユマ−ルに似通った』ハンドル付きアッセンダ−を製造していて、意外と使用者は多い。同じく、アメリカではクライミング関係とは別の他ジャンルやレスキュ−使用で、特殊な環境下で使われる、CMIタイプの『アッセンダ-』も市販されているが、日本にでは殆ど利用されていない。
本物『ユマ−ル』と、比べて価格面で利用し易かった『日本・国産品』も、遅れる事20年ほどの時期に幾つかのモデルが、登場したが機能面で独自のアイディアや工夫された、構造は見られなかった。市販された物は2種類だったが、プロトタイプと呼べる、試験的な『用具』は、3種類ほどが同時期に北アルプスの岩場などで、試験範囲で使用されていた、それらは全て市販品として世に出ることは無く、情報も公開されること無くいつの間にか製作・開発は停止されて『ユマ−ルのコピ−商品的』な、アッセンダ−が、短い期間・年数だけ日本人クライマ−が使用していたが、他国での評価を私は知らない。

当時、市販されていた『国産品』を、一夏だけ連続的に使用した。仲間が価格のみに引かれて、購入して来た物だったが、明らかに本家『ユマ−ル』と、比較して強度面での不安を感じて、使っていた記憶が残る。

『クライミング用具』では、オリジナル製品と類似品の違いで、クライマ−の許容範囲で許せるのは、機能のみ。あまりに重量が重過ぎるのも、敬遠対象の要因だが、最大の理由は『安全性に疑問を感じる』外観・見かけも含めた、真理的な恐さを加えた『不安感』だ。

そういった意味で『国産アッセンダ-』は、私から見て『不安』を、感じるクライミング用具だった。
カラ−リング・塗装を含めて、もう少し工夫していたら価格面で対抗できたかも知れない。
古くは『グリ−ンベレ-』から、ハリウッド映画で、題材利用の多いアクション物から、冒険活劇(ふるいな)まで何かしらロ−プが、見せ場的に登場する『映画』で、クライミング・ギアが出て来る箇所を、私は見逃さない。
最近は『ケ−ビング・ジャンル』の暗く、ホラ−に使い易く、真っ暗な地底のクリチャ−も幾らでも、誕生させられる『地下・降下物』に、下降器具と共に『アッセンダ-』も意外と数多く、使用されていて、一瞬・範囲だが見ていて興味を引かれる場面は多い。下降器具の筆頭は、やはりハリウッド製作・アメリカ愛国・製品、使用で群を抜いて『CMIのレスキュ−・エイト・ディセンダ-』が、やたら多く使用されていて。消防・レスキュ−関係でも、このレスキュ−目的の『下降器具』の、登場シ−ンは多い。アッセンダ−類も、同様に『CMI』製品が映像の中に、出て来ることが多く、マニアックな用具で、ごくたまに『ギブス・アッセンダ−』なんかが、短いシ−ンに見えたりすると、少し・うれしくなるのはクライマ−だけかも。
この種の、クライマ−が見ていて楽しめる『映画』の、代表は最近ならば『バ−ティカル・リミット』だろう。
在り得ない『場面』は、メクジラ立てて文句は言わないのが、大人のクライマ−。
『懸垂下降/ラッペル』時の、事故は墜死を伴なう、致命的な結果を
引き起こす事は、誰でもが知っている。
『アッセンダ−』を、使用した活動でも同様な、事故・事例は多い。
その事故例の多くは、最悪の結果を引き起こしている。
『ユマ−ル・アッセンダ−』が、登場し利用による恩恵をクライマ−
自身が、多大に受けだした頃から、使用中の事故は起きていて
『アイガ−北壁の悲劇』は、つとに有名な事故・報告例として、多く
の、クライマ−は『ユマ−ル』の、使用を一時期は躊躇っていた。
事故例の、詳細な情報が知られていず、事故・原因を『ユマ−ル』
器具そのものに、あると誤解していたクライマ−には、しばらくの
期間、この種の『アッセンダ-』の、使用方法にも間違った情報が
流布してしまった。

そういった『事実とは異なる・事例』を、別にしても『アッセンダ-類』
の使用には、幾つもの『危険』は存在している。
単純な『構造・使用方法』は、誰にでも使い易く、故に安全なのだが
そういった『簡単・使用』も、間違った使用方法。用具の使用・技術
の未熟さ、そういった部分を補ってはくれない。
斜めに固定されたロ−プを、アッセンダ−を使って登ると、ロ−プを
挟む『アッセンダ−の刃部』が、ストッパ−が機能していても、外れ
る事や、カム機能の『刃』に、小さな異物が挟まる事によって『挟む』
機能が、作動せずに簡単に用具からロ−プが外れたり、固定されず
に、ロ−プが用具の中をスライドして落下してしまう等。
危険回避の為の『知識・技術』を身に付けなければ、ならない。
この種の『アッセンダ-』には、大別して3種類のタイプが利用目的に合わせて、クライミングで使用されている

一つは『ユマ−ル・タイプ』の、ハンド・ホ−ルドがアッセンダ-自体にグリップとして取り付けられている一体型
で、最も使用範囲が広く、多目的な使用に適している。連続的な使用で、このタイプは最も労力が軽減できる上に、握りやすい『ハンド・グリップ』を使用しての各種・作業も楽に行える。

『ハンドル部』が、付属している為に『ハンドル無しタイプ』に、比べて少しだけ重量が増加するが、その負担・重量を更に軽減したいかどうかは使用者の判断に任される。『アッセンダ−』が、各種のクライミングで広く利用され出してから、単に固定されたロ−プを登るだけの機能から、より多目的にロ−プを固定し、結び目を作らずに様々な操作と技術が利用できる『アッセンダ-』の、機能と技術を活用した、様々な応用『技術』が、生み出された。それらの用具を積極的に活用して、利用される『多種・技術』は、クライミング・ジャンルのみならず他のアウトドア・アクティビテイや、活動・遊びでの『安全・確保』や『楽しみ方』の、範囲を広げる手助けとなった。『グリップ』の形状に関しては、過去20数年間で幾つものタイプが登場している。
ペツル・アッセンション(アッセンダ−)以外に
使える?ハンド・グリップ・タイプのアッセンダ−
が、見られなかった状況は実に長く、続いていた
2007年ようやくといった感じだがアメリカ製品と
しては『CMI』に、遅れる事20数年で新しい機能
を持っていそうな『ブラック・ダイヤモンド社』から
初めてとなる『アッセンダ−/nフォ−ス』が登場
するらしい。
機能面でユニ−クに見える、ロ−プを挟むカム部
と、グリップ・ハンドルが連動して動く構造は、過去
に『イタリア・カンプ』が、考案して製造・発売してい
たモデルに酷似している風に見える。
『クライミング・ハンドル・カップル』と呼ばれたモデル
だったと記憶していて、あまり新しい用具に拘らない
友人の一人が、珍しく最新の用具を購入して来たの
で記憶に強く残っている。

カムとグリップが連動して、動く構造は当時としても
斬新で、非常に面白いと感じていた。
感覚的には、ロ−プに加重を加える時に少し動きが
大きく感じられて、ユマ−ルと比較して違和感を感じ
るのだが、加重時のグリップ効果が高まるのは感じ
たと記憶している。
当時、グリップ付きのアッセンダ−としては本体強度
が650Kgと、この種類の用具の中では最も強度が
高かったのも特筆すべきだろう。
最新の『ブラック・ダイヤモンド製品』の重量と強度に
興味津々。次に、買い換えるとなると、このタイプか?