Monday, 09 April, 2007 製作進行中
『ガスカ−トリッジ』を使い始めたのは、私達が本格的なクライミングに熱中し出した頃なので、古い、実に古い記録・写真の中に、現代風の燃焼部とカ−トリッジを分けた、俗に『分離型』と称された初期のプロト・タイプの製品なども実際に使用していた場面が、記録として残っていた。当時、一般的に登山者が使っていた
『ホェ−ブス小型』や『スベア』『オプテイマス』の、液体・燃料で使用する『コンロ/スト−ブ』が、多くて、海外に出る機会を得られた仲間達が、やっと『MSRのモデルMFの改良品』や、市販され始めたばかりの『MSR・XG』を、山で使い始め出した頃だ。関東の若い、居候の一人が自社・開発だと、自慢げに土産として、持ち上げて、使って下さいと置いていった『分離型ガス・スト−ブ』は、数台を一夏で壊してしまった。
写真から1975年の夏だと判断出来る。

新発売の『EPIの最新モデル』が、良さそうに感じて発売後、すぐに購入して使い始めたのだが、数ヶ月・使用していると、ゴトク部分の弱さに気が付いた。そして、軽量化を追及し過ぎたのか、ゴトク部の燃焼『炎』が直接、当る箇所が金属音を発して、突然『割れて飛散した』これは、かなり問題だと思われる。
ガススト−ブ
75年ごろ『穂高岳・涸沢』のキャンプ地で、京都仏教大のT君が、テント内で豪快に『ホットケ−キ』か、何かを調理中のワンシヨット。コ−ルマンの『GIスト−ブ』や、当時まだ市販品として販売されていなかった、プロト・タイプの『ガス・スト−ブ/初期・国産の分離型モデル』が、見えている。この試験的な用具を、提供してくれたのは、故・中山君だった。その後、この最新モデルの『ガス・スト−ブ』は、ガス検の基準に適合せず、製品として、世に出る事は無かった。
発売当初から『数度の修理』を経て、長く使い続けている『ユニフレ−ム・ツ−バ−ナー』入手・補給が便利なガス・カ−トリッジ使用なので、どこにでも持って行けて便利な『愛用品』専用の、スタンドと共に、耐久性も良好な部類に属す。コ−ルマンに比べて、簡単に使えてメンテナンスも意外と簡単。2008年に概観を含めて、このツ−バ−ナ−は、改良されて『ニュ−・モデル』として、販売が続いている。意外と軽量で、火力も充分、そして日本国内でならば『ガス・カ−トリッジ』の、購入は比較的・容易と言う利点は再評価されても良いだろう。
似たようなガス・カ−トリッジを使う『キャンプ用ツ−バ−ナ−』は、数多くあるが実用的な製品は、それほど多くは無い。SP社のガス・カ−トリッジを逆さに取り付けた『液出し方式』が、最新モデルで寒冷地での使用も、充分でデザィンも良いのだが、高価格なので一般的ではなく、燃料コストも安価とは言えない。それでも、次に購入するとすれば、このタイプになるだろう。
90年代に、クライマ−・登山者に人気が高く、一定の評価を受けていた『EPI』は、日本での評価の高さとは特別だったようで、欧州圏を含めて、日本以外での流通度は、それほど高くは無かった。特に欧州アルプス方面での登山やクライミングで、使えると予想して現地にバ−ナ−部を持ち込んで、ガス・カ−トリッジを現地で購入出来ず、無駄な費用を使ってしまったという例は多い。『キャンピング・ガス』の流通度が、予想外に高いという情報が、日本国内では知られて、いなかったという事だけなのだが、日本の常識が、他国では通じないと言う端的な事例でもあった。本来は1970年代に、他社に先駆けて『BPスト−ブ』と呼ばれた『ブタン・ガス・コンロ』を製造して、ガス・カ−トリッジ・タイプの優れた『スト−ブ/コンロ』を普及させた、英国が『EPI社』の創業地だったのが、1993年に業績不振などの問題があったのか、急にアメリカの『コ−ルマン』が、EPIを買収してしまった。その後、日本国内での販売を引き受けていた『ユニバ−サルトレ−ディング』が、日本での継続的な販売を継続し、現在では『日本のEPI』と言う、イメ−ジが広く確立している。
『火力・燃焼効率』と言う部分で、登山関係・クライマ−からの評価がEPIやキャンピング・ガスに比べて、正等に評価されていなかった時期が長かったのが『PRIMUS/プリムス』で、70年代には、どの山域でも使用者を、あまり多く見なかったが『ガス・ランプ』等では、最も初期から軽量でコンパクトな使い易いモデルが販売されていて、愛用者・愛好家は多かった。私も愛用者の一人で『涸沢』での、長期・滞在生活のキャンプで毎晩『ランプ』を使用していた。

『プリムス』と聞いて、ホワイト・ガソリンを使用したコンロと連想する方は、1960年代には本格的な登山や野外・遊びの体験があり、70年代にも液体燃料・系の燃焼用具の使用・経験がある活動家だと思う。『ガソリン・スト−ブ/コンロ』類メ−カ−だと言う、認識を持っている人達には、同じタイプそして、殆ど外観や性能が似通っている『オプテイマス』との、違いが完全には判断できないでいた。
例えば『オプテイマス8R=プリムス8R』は、どこが、異なり違うのかを説明できる人は少なかった。私も、最初に『オプテイマス8R』を使用していて、同社の『80』を購入後に、『プリムス71L』を実際に使ってから、『8R』と共に、ひよっとすると同じメ−カ−が、日本で発売する製品群のみを、製造メ−カ−は同じなのに別名・製造品として販売しているのではと疑ったほどだが、後に1889年に『オプテイマス』は『プリムス』から、独立した別会社で、日本では『プリムス』を最初に紹介・販売した『岩谷産業』が、合同出資という形で『イワタニ・プリムス』として、現在も販売を続けたという事を理解した。
『バイク・ツ−リスト』や、低山愛好家には一定の評価を受けて、愛用者が最近も残っている『角型コッヘル』が、私の知る一時期に、かなり流行っていた時期があった。個人装備の小型クッカ−と、団体装備としての大型タイプも含めて、WV部に使用者が、目立っていたと思われる。最近では『インスタント・ラ−メン』や『レトルト食品』を、頻繁に使用する人達に愛用者が多いと言われている、この四角いクッカ−は現在では『多人数用の大型』を市販品の中から、見つける事は困難になって来たらしい。80年代の中頃までは(下・資料写真)の、かなり大きなタイプの『角型コッヘル』も、頻繁に交代しては居候していた若い仲間達の多くが、持ち込んでいた記憶がある。個人的には、同じ容積なら角が丸い普及タイプのクッカ−類が頑丈で、軽量化に見合うので選択しない。九州・出身で、昔から、山でのラ−メンは棒タイプを愛用していたので、各型クッカ−の必要性も無かったし、長期・滞在型のキャンプでは、割高・高価なレトルト食品は、それほど使わなかった。
特例は『トランギア製の軽量・各型のクッカー』とか、韓国で必要に迫られて現地・購入した小型のクッカ兼・収納ボックス。ユニフレ−ム等から、販売されている小さなフライパン付属のは使い易いのだが。あまり、他に選択肢が無い。グリル・パンも、同じく韓国クライミング帰りに、購入して来たのに今も、愛用している製品が一つある。
涸沢で生活していた時に、故・中山君が持ち上げてくれた、数台の国産としては、初の『分離型のガスコンロ』は、当時は非常に珍しかったまだ、『MSR』でさえ、山で実際に使っていたのは、私を含めた少数だった頃で、国産の、このプロトタイプのコンロは非常に軽量に作られていたのだが、まだ細部が完成されていず、耐久性が劣っていた。
国内の『ガス検』に、適合しないと言う事で、その後に、この最新モデルが市販品として、普及する事は無かったが、しばらくは私の山での活動で役立ってくれた。
『パワ−マックス』を含めて、国産、外国製品7種類を使ってみたが、ガソリンを燃料とする基本形の『コ−ルマン・ツ−バ−ナ−』以外で、ガス・カ−トリッジ使用の製品類は、それぞれのメ−カ−によって利用できる『ガス・カ−トリッジ』の、種類が異なるのが使い難さの問題点。互換性のある数社の『ガス』も、実際には純正のカ−トリッジが、国内では何時でも、どこでも入手できないと言う不便さが使用者としては不便だ。
家庭用に広く普及している『ガス・カ−トリッジ』を使用する、各種のバ−ナ−・ヘッドを利用できる、一種の『アダブダ−』的な、特殊な用具。日本では、最近になって『分離型/スバイダ−・タイプ』の似通った、製品が販売されるようになったが、この韓国製品は、かなり古くから南大門の登山シヨップでも大量に売られていて、利用者は多い。私が最初に購入したのが83年なので、当時としては日本で見られなかった用具なので、仲間への土産として、かなり多く購入して、配った。概ね、使用者には好評な用具だが、当然ながら国内の『ガス検』の基準には合致していない。

私は主にEPIのガス・バ−ナ−と組み合わせて愛用している。特に、ゴトクが不要な改造品の『ビバ−ク・クッカ−』と組み合わせて、使用する時が多かった。
最近では、長期の北海道での『釣り旅』や、各地の川で遊ぶ時に、燃料の補給が簡単なので必ず装備パックの中に、この小さくコンパクトな用具を加えている。
使えなくなった『キャンピング・ガス』と『プリムス』のガス・コンロ類6種類、合計で13個を震災後に全て放棄したので、残っているのは『EPI』と『PS』『特殊品と韓国製』の、12個・程度となってしまった。最近、使っているのは主に5種類で、これらも頻繁に使用する機会は、随分と減ってしまった。別段、場所を取らないのだが必要な時、以外は倉庫の棚に収納してある。