梅雨に入った関西から『北海道』へ。今年は、あまり訪れる機会も無かった、道南からスタ−トして、山女を釣りながら、海側の露天風呂やメジャ-な道東・道央エリアとは違う静かな、低山範囲の山歩きと渓流を知りたいと、いつものように舞鶴港から船旅で小樽に入った。
6月14日 道南の山が見え出すと、期待感と再び『北海道』の、自然に触れられる喜びを感じる
新日本海フェリ-の舞鶴から小樽航路の時間帯・航海時間帯が変わって、小樽到着は旅人には不便極まりない。夜も更けて、深夜に暗い小樽港に到着、節約組や自転車旅行者は東公園がビバ−ク利用地。
私は、少し離れた山にビバ−ク地を知っていて、そこを利用している。
今回は『道南』から旅を始めた。まずは込み合う有名『水場』を避けて、手軽な道沿いで水を補給。
個人的には『北海道・名水』ベスト3に、入ると思っている、ここのは美味しい。
まずは初日、移動途中に車を河原に下ろして、軽く毛鉤を振ってみる。フライフィツシヤ-が数人、川の中に立ち込み懸命にラインを飛ばしている。小さなサイズの虹鱒を手にしてから、再びスタ−ト。ニセコから、西へ海岸線に出る。この辺りまで、次回はカヤックで下って来たいと思う。
『北海道に行って来ます』まずは2週間の予定で、少しばかり日程を延長しても良いだろうし、キャニオニング・スク−ル開始日を、今年は1週間ほど、遅らせても構わないという事情もあって、意外と気楽に梅雨入りした関西から飛び出て来た。大雪・知床・日高と毎回、何十年も北海道に来ながら、どうしてか道南地域の山や渓流と深く交わる機会が得られなかった、観光客のような車道から、観光地を眺めて名物、名所を診て廻る旅行ならば小樽から南へのル−トの中で、幾つか知ってはいる。川に立ち入り、渓流の冷たさを体に感じキャンプの夜の風や匂いを五感で感じたいと願っていたので、今回は小樽をスタ−トしてニセコ経由で道南へ。『一つだけ大きな川』を覗きに立ち寄った。以前に中流部をカヤックで旅をして、少しルア-で遊んだ河の河口で寄り道してみた。こういったロケ−ションには最近では、平日でも大勢のフライを振る人達の姿を見る
和式の『毛鉤』を飛ばしている、私は珍しいらしく川面から数人の、地元フライフイッシャ-が見ている。
『遊楽部川と後志利別川』と各支流が有名な『道南の釣り場』さて、今年は東か西か、どちらの渓流に入るかと考えていたが、まずはキャンプ・ベ−スに手軽に利用できる、山の中の『無料・露天風呂』がある渓流を目指す事にした。今回の『釣り旅』を考えていた時に、丁度というかタイムリ-と言うか、別冊『釣り人2006渓流』夏の特集を見ていると、瀬畑氏の北海道しかも『道南紀行』特集記事を目にする機会が得られた。
久しぶりに北海道。私も同じだし『道南の山女』には、以前から興味があった。そんな訳で今回は道東、道北への単純、北方思考を抑えて南へ、そして道南の山と渓流へ。しかし、この『雑誌』現地で、読むと何の役にも立たない情報ばかりだった。同じ様な、同時期に購入した他の『北海道・特集、釣り旅』もだが・・・
河口から、ほんの近くに設備の整った『キャンプ施設&ベ−ス』そして、車で数分上流に走れば、有名な露天風呂『熊の湯』釣り場は、キャンプ場の裏手からも手軽に入れる。こんな便利な場所も珍しい、まずはアプロ−チで立ち寄って来た数本の渓流で、濡らした装備を乾かしながら、このキャンプ場で3日間。腕試しはキャンプ場の少し上流から中流部へ、翌日に林道終点に車を置いて、半日、往復で源流域を目指して遊んで帰って来たら、川装備のまま温泉へ。
チヌ針で巻いた自作『毛鉤・白系』に飛び出た山女。比較的、良形だが思ったよりも重量が少ない。このサイズより小さな山女は、充分に釣れるが、上流部に入ると岩魚が混じり出した。
香り付けにロ−リエを数枚と、白ワインで焼き上げたディナ-なり。美味しく頂戴しました
3泊4日の滞在キャンプ地。最終日にライダ-が宿泊しに立ち寄った意外は、誰も夜は来なかった、静かで落ち着いたキャンプを楽しめた。車の乗り入れは禁止されているので、荷物・装備の搬入にはリヤカ-を利用した。
昨年度までは『無料キャンプ場』だったのが、今シ−ズンから1泊1000円が必要になった。ただし、二日目から何日、連泊してもキャンプ料金は2000円だとか、長期に利用する人にはお徳だ。端の方にキャンプ車中泊で連泊している御夫婦が一組、私も3泊を過ごして、1日を移動日の半日と休養に利用した。ダム湖で大きな鯉が悠然と泳いでいたが、他の魚種の気配は?朝夕に短時間だけルア-を試してみたが、足元までルア-を追っては来るがヒットしなかった。ダム下のキャンプ場、横の川は流れが無く、淀んでいて毛鉤を飛ばすと、容易にウグイが釣れるが、ここも山女や虹鱒の生息環境とは思えない。
太平洋に近い、長万部周辺の豊かな『ブナ原生林』から流れ出して、日本海に注ぎ込む『後志利別川・流域』には、上流部に『美利河ダム』が、存在している為に惜しい事に、上流域・源流部への流れは寸断されて本物の川としての価値は失われてしまった。それでも、ダムから下流には海から行き来するアメマスを含めて、多くの渓流魚が自由に生きていて、道南を代表する名渓流・河川と言われている。流路は約80Km
代表的な支流として著名な『真駒内川』は、以前から山女釣りで有名な渓流として知られている。毛鉤釣り関係の情報の中で、知る機会は少なかったが林道は閉鎖されていて、奥部の渓流は本格的な渓谷として美しく、人の手も入らず、それほど多くの釣り人が出入りしていないようだと感じたので、今回の釣り旅を計画している時に最初から、この上流域での釣りを楽しみにしていた。
『平田内川』ベ−スから、少しずつ他の支流・小渓流を幾つか
訪ねながら、ダム湖下のキャンプ地に数日・滞在用のベ−ス
を設営後に林道ゲ−ト周辺を下見しておいた。途中の牧草地
の中を流れ下る川も数箇所、下見して半日は日本海側で気に
なり、現地情報で知りえた穴場の渓流にも入って来た。
そして、熊対策と万一の場合に備えた、山装備を揃えて早朝
からゲ−トを超えて、歩き始めた。
予定は約3Km先の渓流。結局は更に林道・奥部まで歩いて
『熊戻り渓谷』の中の2Km区間と、その少し上流域も釣り上が
って、ほぼ半日は渓流の中で素晴らしい体験を楽しむ。

先行していた2台の車で入っていた釣り人達は、多分?
ゲ−ト近くから簡単に入渓できる、容易な支尾根・付近から
入渓しているのだろう。
下山まで、渓流内でも林道でも人と出会う事は無く、気配さえ
感じなかった。熊に関しては、充分な注意が必要なエリアだ。
ゲ−トから先の林道は、起伏も少なく歩き易いのだが、単調で山の陰なので景色の変化も無くて面白味は無い。それでも、熊戻り渓谷の看板・手前辺りから渓谷を覗き見ると、中々の渓相で渓流部の良さは充分に窺い知れた。看板の少し先から、古い固定ロ−プが残された下降路を発見したので、念の為に持参した20mのクライミング・ロ−プを設置後に、装備類の一部を林道に残して、最初の入渓。降り口に、更に念の為に標識布を残してから、釣り上がる。まずは最初の一投目から、強烈な当りを受けて、しばらく我慢したが数回、水面上でジャンプ後に岸近くまで寄せて姿を確認後に、プチンと針元の結束部からハリスを切られて逃げられてしまった。
凄いと感嘆しながら、同じ箇所で良形の山女を三匹、そして同じ様なパタ−ンで二度も糸を切られて逃げられてしまう。0・6号の糸では、とても太刀打ちできないレベルの虹鱒が待ち構えている事を実感。
そして、上流へ移動して懲りずに同じ様なパタ−ンが二度。ここで、さすがに反省して、毛鉤も餌釣りラインもハリスを交換して、次ぎの挑戦に備えた。エキノコックスが恐いので、この上流域の清流の水゜でさえも生では飲めない、今回の北海道・釣り旅に備えてハイドレ−ション付属のミレ-の軽量パックを、源流釣りタイプの釣り専用パック仕様として準備して、内蔵パックにはスポ−ツ・ドリンクを、たっぷり2リッタ-詰め込んで来た。
足元は、歩行重視と安全性を考慮して新調した3mmネオプレ−ン・タイツにス−パ−・プロを履いて、ウォ−タ−スパッツもオリジナル試供品の、膝パット付のを装着。パックのウエスト・ベルトに熊撃退用のカウンタ-・アソルトを装着して、ホイッスルは二個、フラッシュライトに大型ナイフも『熊対策用カウベル』と共に付けてある。
今回は柔らかめの6m餌竿1本に、硬調の6m竿を予備に1本。改造テンカラ竿2本に、至近距離・専用の短いテンカラ竿も1本、持参して来た。ここで2本も、竿を折られるとは思ってもいなかったので、予備を用意してきた事は幸いだった。
出だしから『消耗戦』を覚悟すべきだったが、まだ・この時点ではハリスの強度アップと毛鉤サイズの交換・程度で、対応出来ると予測していた。これが、大間違いだった
早朝からの釣り、を終えて昼飯頃には一度『露天風呂』で汗を流して、装備と衣類を整えて、午後から違う渓流に入って遊んで夕方前には、もう一度この岩風呂に入浴。夕食を済ませて、体と髪の毛を洗いにキャンプ場から近い『アワビ荘の風呂』を利用。翌日は夜に、再び岩風呂を使いにランプ持参で、星空の入浴を楽しんだりもした。
この『平田内キャンプ場』の一番、良いところは何時でも、露天風呂が無料で手軽に利用できることだ。
シャンプ-や体を洗いたければ、施設の風呂が使えるし、キャンプ場のレベルも高くてトイレ等の関連施設も新しく、そして清潔で非常に近代的で快適だ。車道の音も夜間には、殆ど気にならない。
シ−ズン前なので、私の滞在期間に観光客や団体・入浴客の賑わいは経験しなかった。
現地に来て見て『噂』とは、大きく違って手軽すぎる環境や護岸と砂防堰堤を、実際に目にして、やはり失望感を覚えた。それでも、北から南下する途中に、立ち寄って来た海岸線から近い、小渓流よりもテンカラ釣りには向いた渓流だし、明るさは楽しめた。北海道で始めて手にした『山女は美しがった』
中流部から露天温泉までの区間には、少し本格的な渓谷の雰囲気が残されていて、魚影も濃いようだった。この辺りから斑点の明瞭な『岩魚』も、釣果に混ざり出したが、全て小型でリリ−ス。
船旅で温泉情報を提供した、大阪の四人組と偶然に
再会したりした。ここは、入りに来る価値のある道南
でも、かなり名の知られた名湯だから。

渓流の中の、岩風呂は野趣たっぷり。小さな岩穴から
豊富な湯量で、間欠泉的に湯が補充されていて湯温
の調節も、簡単で車を降りて数分と言う環境は便利。
夜には、殆ど他の入浴者と出会わなかった。
この岩風呂の直下にも、狙ってみたい箇所があった。

秋の紅葉時期も素晴らしいだろう。
トレイルランニングに適したパックなのだが、容量とハイドレ−ション対応に
特筆すべきは、内部仕様が正直、最初から渓流釣り専用にデザインされたのではと思えるほど、私のタックルや竿の収納に、最適な形状。とても使い易かった
20年以上は使い続けている『くま対策ベル』
『カウンタ−・アソルト』の収納には別売のケ−ス
を今年から使い始めている。
小樽をスタ−トして、南下。順番としては日本海側の北部海岸線の渓流を最初に、狙うのが順番なのだがベ−ス設営に適した、気に入った場所が少なかったので、まずは林道奥と渓流入口、そして河口のチエック・下見を済ませてから『平田内』へ、そして再び北上して『真駒内』へ。利別川河口から北の『切梶川』と『島歌川』にもテンカラを持参で入渓してみた。河口付近のウグイの大きさには、びっくり。渓の中は先行者ありだった
『真駒内キャンプ場』から、面倒だったが地元で教えて貰った
情報を頼りに、来た道を何度も行ったり来たり。
その面倒さに充分と思える『穴場の渓流』にも、踏み入れた。
ガソリン・スタンドで知りえた現地情報と言うのが、意外だが
釣具屋さん情報よりも、確かと言う場合も多い。
餌釣り、ルア-関係の情報と『テンカラ』向きの範囲と少しだが
誤差が生じるので、実際に現場に足を踏み込むまでは判らな
い事も多い。道南の渓流は、テンカラを心行くまで楽しむのに
適した環境が、多くて私には快適だった。
餌釣り用には現地・入手の『ブドウムシ&イタドリムシ』で充分
な釣果を得た。テント場で、捕まえた毛虫も使用した
前日に広報スピ−カ−からゲ−ト・ボ−ル場に熊が出没し
ました、注意して下さい。との放送を聞いていた
どこにでも出没する可能性がある。
この渓には、殆ど釣り目的での入渓者の痕跡を見ない。
林道ゲ−トから、かなりの距離を釣り上がった。
小雨、山々は薄く霧が覆っていて熊の気配を感じる、神経が集中して周辺からの物音や鳥の声にも注意深くなる。林道は、利用されているようで比較的、よく整備されていると感じた。
昨年の夏(2006年)フアィントラック・メンバ-から頼まれて、彼らの知床半島カヤック・ツア-に、手持ちのカウンタ−・アソルト2本を貸し出した。1本は実際の噴霧実験に少し、内容物を噴射したと言っていた。
どちらが実験で使ったのか判らないので、今回も2本・持参して実際に山に入る時には、多分?こちらが使っていないだろうと感じるのを1本、パックのウェストベルトに吊るして、常時携帯。
私は数年に一度ぐらいは、ア−ス・ジエットとかを代用品に、想定練習は行っている。
至近距離での『熊撃退用・用具』として、唯一と言える市販品なので、持たないよりは持った方が良いだろう。
規格品の別売、収納ケ−スは実際の緊急時と携帯時の安定性に欠けていて、個人的には自作したケ−スを
長く使用していたが、今年ICIの大阪店で丁度、使い易いボトル・ケ−スを見つけたので、流用して使っているこれが、意外と使い易い。ホルスタ-なので、いざ・と言う時に素早く使えることが大切だ。
渓谷内への降り立つのには、かなり限定される。
熊戻り渓谷の手前からは、渓流と林道の高さも傾斜も
簡単には、渓に降りることを拒んでいて、数箇所の先行者
が拓いた下降路を使うしか、一般の釣り人には渓流に触れ
る方法は無さそうだが、幾つかのポィントには頑丈な根元
を安心して、下降支点として利用できる立木の生えた、急傾斜・斜面があり20mほどのクライミング・ロ−プに装備、そして技術があれば、どこでも好きな箇所に降り立てる。

先行者が拓いてくれている『下降道』を発見するのは容易
だし、踏み跡は草木で覆われているが、意外と足元の痕跡
踏み跡を見出すのは簡単で、各別に危険や困難性は無い
しかし、入渓者は少ないようで、河原から見上げても
ここが、降りて来た道だとは見えないので、念の為に石を
目印に数個・積み上げて、さらに予備として赤色の小さな
標識布を、林道に戻る為に立木に残しておく。
真駒内の最奥部の渓流は天然林に守られて、上流に人工的な施設はおろか、人の手による環境は皆無。渓谷の雰囲気は、東北の渓流・渓谷に似ていると感じた。山肌高く、渓谷との距離が自然環境の中に、踏み込む人を制限してくれている。

今回は、踏み跡利用で一区間。そして、急傾斜の斜面を少し、強引にロ−プ利用で最適ポィントを一箇所
どちらも、釣り人が最近、立ち入った痕跡や気配を感じる事無く、とてもプリミティブな渓流釣り環境を満喫した。そして、釣果の方も北海道の渓流に遊びに来ただけの成果、甲斐は充分。
ロケットのネ−ミィングが理解出来る凄い、光景と共に自分の手で釣り上げた、素晴らしい虹鱒達に感動
しかし、装備の消耗は激しかった。
とにかく、全ての箇所が絶好のポィントと言えた。一投げ目からのヒットを期待できる半面、集中力が要求されて大岩の通過にも、神経を使い渡渉には意外と押しの強い、水流に耐える必要があった。概ね、露岩が多く、渓谷の幅は狭くて、高巻きの必要なく渓谷内を上流に移動できたが、水温・気温とも低かった
陸生昆虫は多く、上流部・源流部の豊かな天然林の存在を考えれば、魚達の生息環境は他の道南範囲の小渓流や海に、近い渓流とは大きな差があるようだ。バックスペ−スを充分に取れる、渓谷環境なので一部のポィントを除けば『テンカラ・ロング・ライン』を充分に活用できたが、後半戦から大岩で囲まれた深い釜や淵が、絶好の大物・狙いのポィントへと変化して来たので、餌釣りに交換した。
二箇所目のポィント入渓時に、誤ってデジカメを水中に落としてしまった。念の為に持参しておいた愛用の防水カメラも昨年の夏のキャニオニング業務で、酷使しているので調子は良くなかったが、こちらで後半の釣果を記録した。デジカメは数日、念入に乾燥させると少しだけ単純操作は作動したが、望遠機能や他の機能は異音を発して拒否。とりあえず、使い捨てカメラを数日後とに数台・購入し、防水カメラと併用して旅を続けた。
食べ頃サイズのヤマメと虹鱒、岩魚はキャンプ場で2家族と単独ツ−リングの男性に、御裾分けした。
虹鱒5匹のうち2匹は、キャンプ場の管理にさんに差し上げて初日は、三枚に下ろした半身を洋風味でフライパンで焼いて、半身を自転車旅のキャンプ場で知り合った人達と共に、豪快に自分達でナイフで削ぎ切りながら山葵醤油で、刺身風に食した。これが一番・美味かった。毎回、他の旅行者に分けれる釣果を得ていた
道南の日本海側の渓流を、短期間ながら数多く見て廻った。関西に住む私には、渓流エリアが海岸線を少し入った箇所から始まり、山女や斑点が明瞭な蝦夷岩魚・系の渓流魚が釣れる、自然環境というのに違和感を覚えていた。確かに、アプロ−チは容易だし、ここまで上がれるかと言うほどに山奥、源流近くまで林道を利用して車で渓流に接近できる、環境も便利だとは思ったが、私の好みではなかった。そして、この自然環境は弱く、そして脆く、危険だとも感じ出した。神戸ナンバ-の車が、林道奥の他の釣り人と、すれ違う箇所だと、かなり地元の方達から驚かれて、ここを・どうやって知ったのかと言う質問を多く聞かれた。探して、感で、と言うのが本当のところだが、探すという行為は若いフライフイッシャ-には不思議らしかった。
どの渓流でも充分過ぎる、釣果を得た。自作の毛鉤のサイズも2ランク、いつもよりも大きなのを使えて楽しく、そして学ぶ事も多い渓流での日々が過ごせた。しかし、簡単に入渓した10本程度の渓流よりも、完全装備で覚悟を決めて、そして労苦を楽しみ、山を歩いた真駒内と、もう1本の渓谷での想い出が私には貴重。
守れない者が多過ぎる。
道南の渓流・渓谷は荒れていく気配を感じる。
道南の山女の好釣り場として著名だと、言われ続けている『鉛川』にも入渓してみた。温泉利用の待ち時間の間と、真駒内キャンプの休養日の早朝の2回、支流を含めて短距離にポィントを絞って、釣り上がってみた。予想以上の釣果。やはり餌釣りの成果は抜群だと言う事を、再認識したが、鉛川の水質的な部分は好みではなかったし、他に数本の支流では護岸工事の影響を痛感した。
車を林道脇に駐車して、スニ−カ-履きで手軽に、竿を振ると釣堀感覚で山女が釣れた。ウグイにカジカも多い
露天風呂からの湯と、湧き湯が豊富に渓流に流れ出す付近でも、良形の山女が簡単に釣れた。
この下流範囲に地元、釣り人の姿を毎回見ていたが、上流に渓通しで歩き、釣り上がる人とは出会わなかった。フライも、一般的な餌釣り『釣り人』も、足元はウェィダ−の人達が多い
小樽をスタ−トしてから、毎日2回は温泉に入っていた。山奥の無料『露天風呂』利用は多かった
三箇所のキャンプ・ベ−ス地から、入浴に利用した各地域の『温泉施設』ホテル付属の立派な施設から、町営銭湯・風情の施設、旅館併設の地元の人の湯とか、それぞれに面白味、味わいを楽しんだ。高濃度の塩分含有の温泉が多くて、私の好みではあった。美利加(ピリカ)の山湯や地元の人しか、来ないようなロ−カル露天温泉は低料金か、無料なので『平田内・熊の湯』と共に、お気に入り。
こういった多目的ダムに設置された『魚道』が、本当に機能しているのかを実際に知りたくて、わざわざ立ち寄って『魚道』に餌釣りを試してみた。確かに『山女』が、数多く上流を目指して上がっていて、実際に中段辺りの魚道内から『山女』が釣れた。
北海道『道南・前半ツア-記録』
残雪期の穂高から下山後に、ヤマメ釣りに訪問した佐渡島
とは。魚種の豊富さと自然環境の良さの違いを痛感。
そして魚体・サイズも桁違いだ。しかし、佐渡島と同じ様に
河川・河口の公共工事や、環境の変化は惜しまれる。
軟調の餌竿に4m程度の改造テンカラ竿での、やり取りは中々に手強かった。
兵庫の『まほろばの湯』を、更に塩辛くしたような
塩分濃度の高い『温泉』だった。ガイドブックや温泉情報には紹介されていなかったので、ここはメッケモノ。
町営施設や老人福祉センタ-等、地元の人達が
日常的に、気楽に利用している温泉が好きだ。
意外な現地情報や、穴場の知識を得られる場
でもあり、偶然の縁や人情にも触れられる。
若い頃の『旅』と、何も変らない。

ジャガイモを貰ったり、夜のキャンプ地で使う
暖を取る為の、焚き火に使う薪を自宅に取りに
おいでと、言われたりと・・・・・・・
今回は、とにかく数多くの温泉に入った。
平均すると1日に、二箇所は入ってる。
『道南の日本海側』渓流は、山から直接、海へと注ぎ込むタイプが多い。
久しぶりの『北海道キャンプ』ここも、お気に入りのキャンプ場の一つに加わった。たまに、キャンプ管理の地元の人達が、トイレ掃除や料金の徴収にキャンプ場に入って来る以外は、誰も訪れて来ない。夜もダム上の車道を通過する車も、僅かで殆ど気にもならない。ダム上流の、牧草地・範囲は予想外に山へ向って延びていて、その中の渓流部への接近は、少し面倒なようだが途中の林道からは、多数の釣り人が入渓しているようだ。林道ゲ−トから、先の山岳・渓流には最もアプロ−チの便利で、労力が少なくて済むポィントのみに、釣り人が集中していて、奥部へ進む人達は少数だと感じた。私は、迷わず奥へと向う
『道南』での、渓流釣りは楽しかったかと聞かれれば『楽しい』と、答えるが『道東・道北』と比較してと、問われれば、正直な感想は滅多に『北海道』を、訪れる機会が得られない方達には、比べない方が良いとしか言えなくなってしまう。『和式毛鉤・釣り』を楽しむのには、手頃な渓流は多い。
『道南』の、山岳・渓流の奥部、かっての鉱山跡
や、温泉施設の閉鎖後の、痕跡、そして通行路
として、かっては整備されていた林道・奥には
文字通りの『秘湯』が、残されている。

こういった現在は、一般的に利用されていず
名称のみが、記録に残されているような山の奥
に、存在している『温泉』を利用する為には、かなり自分なりに情報を収集し、地図を確認して熊に対する、対策と山での活動に見合った装備と技術そして、経験に裏打ちされた自信の元に入山する必要がある。