2004年2月11日
2004年2月16日 記録
2006年1月21日〜23日『メディア業務』

【アイス・クライミング研修】

ICI(大阪・神戸店)プロフエッショナル・ガイド・アドバイザ−・舟橋


昨年。やっと関西に出店してくれた「ICI・石井スポ−ツ」から、呼ばれて
驚いた。関西、進出・第1号店が、私の地元「神戸市」だった事に加えて
開店・準備で忙しく、店内を動いている、新しいシヨップのスタッフの顔ぶ
は、殆どが私の知った、顔だったからだ。

その後、旧知の仲であった「総店長」からの、誘いもあり。プロ・ガイドならば、
誰でも、一つの・理想と考える。シヨップの「アドバィザ−」関係を承諾した。
「専属アドバィザ−」と、言っても契約して・常時・【店】内で・業務に関わる訳でも、無ければ・給与が保障される【社員】では、無いので。これまでと同じ様に私は・自由に、いつでも今までの様に動ける。
だが。義理・忠誠心に、関しては当然の「約束」が、あると私は考えるタイプの
人間なので、これから・先。他の店には、以前の様には出入りしないだろう。

これで、やっと関西でも、様々な「アウトドアと山」での活動を、各種【情報】として、発信できる環境が得られた。具体的には『テレビ局や新聞社』から、依頼を受ける、多種・多様なガイド業務や、企画のコ−ディネ−ト業務の中で、これまでの関西・範囲での活動では、中々・融通が効かなかった「各種・装備」や、衣類関係ヘの、シヨップ。メ−カ−協力・協賛、支援の道が開けた事だ。

中・長期的に、商売を見ない、これまでの『関西・範囲」の、山の店・では、決して。こういった・無償「装備提供」や、貸出しなど、在り得なかったので・流石・ICI。開店して、すぐに私に依頼が入った『TV局・登山企画』での、協賛・支援を申出て・すぐさま許可が下りた。これが、最初で・このシ−ズンには4社・製作会社3社・新聞3社からの、問合わせから話しを、進めて・計6本の、ガイド依頼に対応出来た。

ICI・スタッフ・メンバ−。若手2名が撮影・助手に参加
朝日放送・局、番組での「アイス・クライミング」体験
吉本興業からの・タレントさん2人と、共に御在所岳にて。

今回は、朝日放送・局の朝の番組に使用する「アイス・クライミング体験」撮影を、タレントさんと・撮影スタッフを含めて『安全・確保、業務』と、共に依頼を受けたので、問合わせを頂き、担当プロデュ−サ−との連絡・相談中にも個別の「講習」で、現地の状況を確認して来ていた「鈴鹿・御在所岳」を・撮影・場所としてプランニングを行った。そこで、ICIの方から、神戸店・大阪店から各1名、若手のスタッフを実際のアイス・クライミング体験と言う・名目で手伝いに加わって貰う。丁度・仕事で大阪に来ていて・撮影日が休日だった関東の、古くからの山仲間・高島君も誘って、西名阪を東へ。生憎の天候だが、山頂へのロ−プウェィ−は、動いているので。タレントさん達を引き連れて、山頂に上がる。

この、時には気象条件が非常に悪くて、実際のクライミング撮影・中も濃霧・状態。タレントさんの反応も悪く・映像的にも「絵」に、ならなかったので。この企画で、撮影した映像は「番組・内」では、放送・紹介されなかった。

『テレビ・撮影ガイド業務3回のサポ−ト報告』

2003年2月のTV大阪・アイスクライミング

『大阪ほんわかテレビ』

(上・写真)この・TV撮影の時には、大阪店より、撮影
スタッフとレポ−タ−役の、若手・お笑いタレントとして
人気が出て来た。ビッキ−ズお二人の使う、殆ど全て
の「アイス・クライミング装備」を、店から無償・供与

『番組・内』映像・テロップで・ICI・石井スポ−ツを紹介

冬時期には、この他の「冬らしい映像」依頼が多いので
氷瀑・氷柱、関係での・他局からのガイド依頼にも対応
新聞・関係からの、依頼で記者に供与・貸し出す。専用
装備類に関しても、神戸店・大阪店から最大のサポ−ト
を受けた。

シ−ズン最終と、なった「御在所岳・藤内壁」での、アイス・クライミングでは、神戸店から「中田君」大阪店からは「大串君」が、手伝いに参加。この時は、雨の中で、時間的な制約も大きく。アイス・クライミングの対象も、20mに満たない小さな『氷瀑』での、体験だったので、大串・君、達には・次の機会には、少しばかり本格的で初登のチャンスが、ある『アイス・クライミング』を、体験させて、あげるね・と約束。

『コ−ル・オブ・ザ・ワイルド』

被災後に、私が「開拓したル−ト」の中でも、ここは・少し本格的な「ル−ト」に向えるレベルの講習&ガイド・プログラムに参加するメンバ−に、関西・範囲では最も「ル−ト」としての、利便性と価値を持った『場』なので、個人的には、気に入って・仕事・以外の個人的な「課題・想定トレ−ニング」でも、頻繁に使用している。

いつもの様に、他の車の邪魔にならない、スペ−スに車を停めて。素早く、大串・君を急かして・装備類を装着して、ル−トに向う。今回は、仕事の都合で、神戸店の中田・君は不参加。この、エリア・範囲の最終シ−ズンもカウント・ダウンに入ったので、少しぐらい天候が悪くても、取り付く予定だったが、天候は良かった。しかし、気温の上昇が早い。これは、濡れるな・と覚悟を決めて、橋を渡り、アイゼンを履く。

積雪が、殆ど消えた。F1・下へ、適当に岩場を登って、ロ−プを結んで、雪がバンド部分にだけ残っている流水で、綺麗に磨かれた、アイゼンの爪が減る、岩をアックスのピックを、引っ掛けながら登る。

今回も、1P・目の結氷状態は悪く、短いが・垂直部の「滝・部分」は、かなり、悪いので。滝下・右側の安定したレッジジで、ピッチを切って後続の大串・君を上げる。ここからならば、万一?この、悪い部分で失敗しても・墜落距離は最小で済む。(無論・落ちる気は・ないが)今回は、徹底して実践・研修で、現場体験を大串・君に積ますのが目的。かなり、状態が悪くても・逃げる口実は無さそうで、技術差も見せないと・このタイプのクライミングでは、練習意欲も湧かないだろうから、私は片手のアックスから、リュ−シュも取り外し。フィフイも・車に置いて来た。

2P・目も、同じく・薄い氷と、貧弱なツララの集合体で、最初の二つの・ステップを使うと、蹴り込みで「足場」も、かなり不安定。幸いな事に『核心』の、距離は、ほんの数ム−ブなので、ヘルグラ状の氷面の下の岩場の・窪み・と僅かに堅そうな・氷部分を慎重に選んで・ピックを決めて、素早く左上して、岩場に出てから傾斜の落ちた、落ち口へ突破。

3P・目も、似たような氷結・状態。4P・目から、ようやく「アイス・クライミング」らしく、なって。ピックを岩に、引っ掛けなくても、氷瀑に、充分に叩き込める様に、なって来た。『大峰・氷』特有の、滝の出口に、氷が無い。あっても、薄い氷膜か、ベルグラ状態で、下には必ず岩場・水流と、いったパタ−ンには、20年、近く相手をしているので・慣れっこだ。この、パタ−ンで・5P〜6Pと・順調に登る。基本的には岩のスラブと氷のミックス。登るに従い・氷部分が増えて来るのが、救いだが。今回は、これまでに経験した・中でも、かなり条件は悪い。大串・君には・良い経験なので、その辺りの事は言わず・語らず『こんなもんだよ』と・答えておいた。

次ぎの・機会に「八ケ岳」にでも、連れて行ったら『確実に・バレルな・・』

最初から、快適な「氷ル−ト」を、経験する等・関西では、滅多に無い。それに、大串・君は九州から
出て来たばかりだから、文句は言わない・良い・パ−トナ−では、あるな・しかも、シゴキ甲斐も、あって楽しめる。

中間部に出るまでに、一度・ザックを降ろして「休憩」して。途中の右岸
支流の細い・氷溝が傾斜も緩くて・スクリュ−・ピトンも効きそうだったので
15m・ほどの距離だが、彼にリ−ド練習を行わせる。

中間部の、上部エリアと下部ルンゼ・ル−トを、顕著に分ける「横断バンド」に、出る1Pを、最後の
20m・同時・登攀で、こなして、雪のバンドでピッチを切る。技術的には、特別・困難なピッチでは、ないが。毎回・この「ピッチ」は氷の発達・状態が悪い。今回は完全に「岩場・スラブ」だったので、細かく・慎重にツアッケ (スパィク)の、先端でステップを見ながら、慎重に登る。中途半端に・ベルグラが、付着しているよりも、岩場として、登れる方が、楽だった様だ。ただし、プロテクションは打つなら・ピトンだが、さっさっと登った方が良い・だろう。
今回も、打たなかった。気休め・に「エイリアン」を、2個・適当に使用。左右の・潅木帯に、逃げるのは容易だ。

今回は、少し「時期が遅れた」ので支尾根・経由で、昔の山仕事・道から、水平に入って来れる「横断バンド」右端
に、抜け出て。右壁に上部を、遮られる形で・下部のルンゼが「バンド」で、一端・途切れる箇所まで。ここは、幾つか、安定した雪のテラスやバンドに大岩が、点在していて、講習会で使うのには、ル−ト下から・離れられる「場」が、使えて安心・安全。雪崩の危険性も、まず、余程の大雪・異常な降雪でも、なければ起きようが無いので、ガイドには、最適『環境』だから、記録は、公的に公表「岳人」しているが、其れ、以上の詳細・情報や、記録・以外の 『穴場』は、もう出していない。

中間位置『横断バンド』から、左右・中央部の「エリア&開拓ル−ト」情報に、関しては、別項を設けて紹介

『横断バンド』で、ゆっくりと。上部エリアを観察する。この辺りは、かなり通い込んで・集中的に「開拓」したので、想い入れ・も強い「エリア」だ。以前に、、記録を『公表』して・しまった?「岳人」にも、記載しているが・ここは、条件さえ良ければ、関西でも最優良・氷場と・呼んでも差し支えない。ただ・最近は、以前の様には「凍らない」

今回も、上段・左右と中央の氷瀑・氷柱の形成・発達が悪過ぎるので、左に入る「氷瀑・状態」の、厚みが充分な短い『氷・部分』で、大串・君に、アイス・テクニックの基本・技術を、私のデモンストレ−ションも交えて・大サ−ビスで実技指導。ガイド料金なら、ル−ト分を、含めて(・・・・?万・だな)等と、冗談・解説も加えて、レクチャ−も行う。
特に、Wアイス・スレッドや、スクリュ−・ピトンのプレィスメントと回収。最新のアックス類の、効率的なピックの使い方。その他・・・・ここは、これまでにも、何度も「初心者・講習」に、使っている場なので、下部を割愛して、比較的、楽に誰でも、連れて来る事が可能。
下山は、支尾根に向って・乱雑に切り倒された杉林を横断。「植林・山仕事・道」に、出て。少しばかり・気に、なっていた裏側・細いルンゼの氷の状態を、覗いてから、林道に下る。

時間的にも、余裕のある・時間帯に降りて来たので。
温泉に、立ち寄って「露天風呂」で、ゆっくりと温まってから、帰宅。
大串・君には、あと2回か3回、初級から中級の氷体験を積ませて、八ケ岳の「大同心・大滝」か、荒川出合、辺りのル−トで本番を味わわせて、やりたい。それか、機会が、あれば『開拓』かな。九州から、関西に、出て来た彼にとっては、これが数回目の、本格的「アイス・クライミング」だったとか。さて、来シ−ズンは、もっと・厳しいぞ。。。。その前に、今夏は『キャニオニング』だな。

2004年は、「キャニオニング』の、前に沢に連れて・いった。播州範囲の、戸倉峠に・ほど近い。『万ケ谷』で、私が、初登した、下流部の課題「黒滝」で、大滝クライミングも体験させた。そして、約束のアイス・クライミングは、大峰の『劇場エリア』で、1本。次は、藤内から、やっぱり「八ケ岳」だな・と、私は勝手に計画している。

2006年1月21日〜23日『NHK撮影』
実際の「アイスクライミング」を撮影する為に今回は
カメラマンも固定ロ−プでユマ−リングして空間に出
て撮影場所を移動するなどの苦労があった。

サポ−ト・メンバ−には例年通りICI石井スポ−ツ
大阪店から許可を得て、大串君に2日間・参加して貰った。
撮影スタッフの安全を確保するために固定ロ−プ設置に向う大串君とカメラマン

1月22日の『撮影現場』
凍結した林道を上がって、いつもの『隠し場所』で
クライミング開始。ここは、数年前にも『新聞・撮影』にて
利用した今回は、更に条件は悪かった。

大阪店を通して、2社から今期も『モニタ−試用品』を大串君が持ち込んでくれたが、シャルレの軽量タイプ・アイゼン『ダ−ト・モノポィント・タイプ』は私が履いて来たケイランドのブ−ツとは、ビンディング関係の相性が悪くて、今回も使用出来なかった。アックスの方は「カンプ」の最新モデルを2日間場所を変えて数回・使用する事が出来たが、予め用意された「「リスト・ル−プ=リ−シュ」は個人的に使い勝手が悪いので取替えて使用。借りて使っているので印象的な事しかコメント出来ないが、現代風の外見だがグリップ構造に難点があって、リ−シュレスで使うのには少し無理があり、ピックの長さは妥当だが、持ち替え時には安定感が減ってしまう。
純粋な『氷』だけならば、刺さりは良いと思われる。今回は岩にも、かなり比重が多く使ったので、痛みは激しかった。
MCS山岳プロガイド 舟橋 健

2006/04/03 (月) 21:50:36

数社の新聞・TV局・製作会社などの担当者
に、このル−ト・エリアの情報は紹介・提供し
て来たので、関西・範囲では比較的・業界で
は氷の『場所・アイスクライミング』として知ら
れていると思う。
『岳人』の記録速報にも情報を投稿・掲載
されたル−トなので別に秘密ではない。